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陶磁

玳玻天目鸞文碗 吉州窯(たいひてんもくらんもんわん きっしゅうよう)

基本情報

  • 高5.1cm 口径15.3cm
  • 高台径3.5cm
  • 中国 宋時代(12世紀)
  • G甲219
  • 京都国立博物館

鸞天目(らんてんもく)としては、加賀前田家伝来の屈指の名碗である。小さな高台にゆったりと広がる器形をもち、見込みには尾長鳥風な飛鳥文と小花をつけた折枝分とが黒の型抜き文様で表わされている。釉は二重がけで、黒釉の上に剪紙(せんし=切紙)を貼り、灰釉(白萩とかワラ色とも呼ばれる)をかけて黒抜き文様にし、灰釉は微妙にとけて、青、黄、赤味が複雑に交りあっている。外側は大らかな鼈甲風な釉調で、高台は小さく、高台際は鋭く箆削りがなされている。口縁には金の覆輪がつき、ナマコ風な変化をみせる灰釉のなかに、鸞や折枝文が鮮やかに浮き上り、見事な対比をみせている。日本に伝世した中国、江西省、吉州窯の世界的な名碗の1つであろう。

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