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3F-1
閉室中
3F-2
閉室中
2F-1
閉室中
2F-2
閉室中
2F-3
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2F-4
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2F-5
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1F-1
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1F-2
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1F-3
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1F-4
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1F-5
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1F-6
閉室中
2023.1.02の展示
2023.1.03の展示
2023.1.04の展示
2023.1.05の展示
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2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
||
墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
||
籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
||
帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
||
紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
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加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
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青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
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青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
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華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
||
墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
||
籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
||
帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
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紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
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青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
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青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
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華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
||
墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
||
籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
||
帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
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黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
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重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
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紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
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加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
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青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
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華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
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墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
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籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
||
帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
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小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
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洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
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網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
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黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
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紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
||
青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
||
墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
||
籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
||
帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
||
紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
||
青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
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墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
||
籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
||
帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
||
紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
||
青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
||
墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
||
籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
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帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
||
紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
||
青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
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墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
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籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
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帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
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小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
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洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
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網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
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重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
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黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
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重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
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紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
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卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
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加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
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青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
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青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
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華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
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墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
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籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
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帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
||
紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
||
青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
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墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
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籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
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帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
||
紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
||
青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
||
墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
||
籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
||
紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
||
帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
||
青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
|
小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
||
洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
||
柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
|
網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
||
楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 (永藤一氏旧蔵) |
|
重文 | 牡丹造梅花皮鮫鞘腰刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
黒漆塗青貝散虫尽蒔絵鞘合口拵 後藤一乗揃金具 | 1口 | |||
黒漆塗鞘太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
黒漆太刀拵 | 1口 | |||
重文 | 革包太刀拵(名物笹丸) | 1口 | 京都・愛宕神社 | |
黒漆革包太刀拵 | 1口 | |||
金梨地菊紋蒔絵糸巻太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
牡丹金襴包鞘花唐草文金具毛抜形太刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 黒漆塗鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 | |
虫尽蒔絵藤巻鞘刀拵 | 1口 | 京都国立博物館 (下間基子氏寄贈) |
||
重文 | 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) |
1口 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
漆工|1F-6展示室
現代でもメンズメイク復興の兆しがありますが、昔の日本の高貴な人々は男女ともに白粉やお歯黒などの化粧をしました。そのため昔の高級な化粧道具は女性用とは限らず、神々に奉納された化粧道具が男神用の場合もあるのです。髪や着物に香を焚きしめ、上等な油や目の細かい櫛を使って髪を整えるために、それぞれ専門の道具を揃えました。木製品を最高級に飾る場合、日本では漆を塗った上に金銀の粒を用いて文様を描く蒔絵という技法を用いました。江戸時代になると、町人階級にも裕福な人々が現れ、娘たちの嫁入り道具として、公家や武家に倣った蒔絵の調度を持たせることがありました。きらびやかな蒔絵の化粧道具は、町娘たちのあこがれの品だったはずです。
国宝 籬菊蒔絵手箱 内容品共 和歌山・熊野速玉大社
国宝 籬菊蒔絵櫛箱 和歌山・熊野速玉大社
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
化粧道具類(紅皿・紅板・紅筆・刷毛) | 1括 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
国宝 | 籬菊蒔絵手箱 内容品共 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
国宝 | 籬菊蒔絵櫛箱 | 1合 | 和歌山・熊野速玉大社 | |
菊枝蒔絵歯黒箱 | 1合 | |||
塩釜蒔絵薫物箱 | 1合 | |||
菊蒔絵鏡箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
菊蒔絵櫛箱 | 1合 | |||
千鳥蒔絵手箱 | 1合 | 京都国立博物館 | ||
扇面散蒔絵櫛箱 霊元天皇御料 | 1合 | 京都・下御霊神社 | ||
泔坏および牡丹紋蒔絵台 | 1具 | 京都・三時知恩寺 | ||
業平東下り蒔絵香枕 | 1合 | 京都国立博物館 (西村要象収集品 西村太良・植春子氏寄贈) |
||
紋散蒔絵阿古陀小香炉 | 1口 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
橘唐草に紋散蒔絵十二手箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
梅桜蒔絵化粧道具類 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
松橘蒔絵大角赤手箱 | 1合 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
丸に三引両と桔梗紋散蒔絵鉄漿箱 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
扇面散蒔絵澡豆箱 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
菊紋散蒔絵楾・角盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
撫子蒔絵手拭掛 | 1基 | |||
瓜蒔絵楾・角盥 | 1具 | |||
流水水草蒔絵盥 | 1口 | |||
沢瀉紋入梅竹蒔絵湯桶・盥 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
||
卍と茗荷紋入籬菊蒔絵鏡掛・卍紋柄鏡 | 1具 | 京都国立博物館 (田村伎都子コレクション) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
加彩婦女俑 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
欠伸布袋図 蘭坡景茝賛 霊彩筆 (1月2日~2月5日展示予定) |
1幅 | |||
布袋図 輞隠印 (2月7日~2月26日展示予定) |
1幅 | 京都国立博物館 | ||
青磁尊式瓶 龍泉窯 | 1口 | 京都・曼殊院 | ||
重文 | 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 | 1口 | 文化庁 | |
色絵三番叟香炉 | 1基 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹市松文角皿 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 | 5枚 | 京都国立博物館 | ||
色絵龍山水文八角水指 奥田頴川作 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
信楽写肩衝茶入 銘 皆奈瀬 初代清水六兵衛作 | 1口 | 京都国立博物館 (伊東陶山氏寄贈) |
||
染付名花十友図三段重箱 青木木米作 (1月2日~29日展示予定) |
1合 | 京都国立博物館 | ||
色絵松竹梅文高坏 (1月31日~2月26日展示予定) |
1口 | 京都国立博物館 (岩佐静子氏寄贈) |
||
加彩婦女俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩駱駝俑 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
三彩胡人騎乗駱駝 | 1躯 | 京都国立博物館 | ||
白釉鉄彩武人俑 | 1対 | |||
白磁龍耳瓶 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
三彩明器 伝洛陽北邙山出土 三彩文官 1対 三彩神王 1対 三彩魌頭 1対 三彩胡人 1躯 三彩駱駝俑 1対 三彩馬俑 1対 |
一括11躯のうち | 京都国立博物館 | ||
重文 | 青磁水注 越州窯 | 1口 | 京都国立博物館 | |
重文 | 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 | 1口 | 文化庁 | |
青花蓮華文盤 | 1枚 | |||
法花蓮池水禽図壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 | 1対 | 京都国立博物館 (松井宏次氏寄贈) |
||
青花梅鳥文壺 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
青花算木文八角筆筒 | 1口 | 京都国立博物館 (笠川正誠氏寄贈) |
||
華南三彩唐花唐草文五耳壺 | 1口 | 京都国立博物館 | ||
備前火襷水指 | 1口 | |||
瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 | 1口 | |||
錐呉器茶碗 | 1口 | |||
黒織部茶碗 銘 野花 | 1口 | |||
絵唐津四方口向付 | 5客 | |||
織部松文四方皿 | 1枚 | 文化庁 | ||
青花祥瑞捻文鉢 | 1口 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
考古|3F-2展示室
古墳文化は3世紀中頃に畿内地方で成立し、4世紀までに前方後円墳や居宅をはじめとする共通性の高い要素が東北から九州地方まで拡がりました。ところが5~6世紀になると、各地で石室や副葬品などに独自なスタイルが現れます。
なかでも九州中南部(熊本・宮崎県)地方では、本州・四国地方には見られない独特の古墳文化が発達しました。熊本・福岡県を中心に分布する石の“埴輪”(石人)や“レリーフ”(石障)、宮崎県に多い南海産貝製の貝輪などはその典型です。一般に斉一的なイメージが強い古墳文化の地域性について、熊本・宮崎地方の独自な考古資料をご紹介します。
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土
宮崎県立西都原考古博物館
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土
熊本県立装飾古墳館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
---|---|---|---|---|
馬鐸 宮崎県小木原6号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
線刻直弧文鹿角製品 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
銅鋺 熊本県国越古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
X字形環状銜留付轡 宮崎県六野原10号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
楕円形鏡板付轡 宮崎県小木原1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装鏡板 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
金銅装杏葉 伝宮崎県西都原古墳群出土 |
2個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(オオツタノハ製) 宮崎県旭台9号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県小木原7号地下式横穴墓出土 |
7個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(イモガイ製) 宮崎県大萩27号地下式横穴墓群出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
石人 熊本県木柑子高塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
円筒埴輪 熊本県金屋塚古墳出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
鉄刀(研出し刀) 宮崎県大萩14号地下式横穴墓群出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
蛇行剣 宮崎県小木原・久見迫3号地下式横穴墓出土 |
1本 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
圭頭形鉄鏃 宮崎県大萩3号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
二段逆刺形鉄鏃 宮崎県灰塚12号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
浮き彫石材(大刀形) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(刀子形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 熊本県立済々黌高等学校 | ||
浮き彫石材(的形他) 熊本県広浦古墳出土 |
1個 | 京都大学総合博物館 | ||
閉塞石(線刻銘「火守」) 熊本県古城39号横穴墓出土 |
1個 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
小札鋲留眉庇付冑 宮崎県六野原8号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
横矧板鋲留短甲 宮崎県内(伝六野原古墳群)出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
貝輪(ゴホウラ製) 宮崎県大坪1号地下式横穴墓出土 |
1個 | 宮崎県立西都原考古博物館 | ||
画文帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
半肉彫獣帯神獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
変形四獣鏡 熊本県塚坊主古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 | ||
四獣鏡 熊本県国越古墳出土 |
1面 | 熊本県立装飾古墳館 |
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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ナイフ形石器 奈良県二上山北麓遺跡群出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
黒耀石剥片・石核 北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土 |
1括 | 同志社大学 | ||
打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか) 日本各地出土 |
1括 | |||
磨製石斧 日本各地出土 |
1括 | |||
石製装身具 日本各地出土 |
1括 | |||
浅鉢 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
深鉢 東京都東久留米市出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
有孔鍔付土器 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
壺形土器 広島県山県郡北広島町川井出土 |
1個 | |||
銅鐸 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 丹塗細頸壺 北部九州出土 |
1個 | 文化庁 | |
弥生土器 大阪府柏原市船橋遺跡出土 |
5個 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 流水文銅鐸 徳島県阿南市山口町末広出土 |
1個 | 文化庁 | |
重文 | 東之宮古墳出土品 愛知県犬山市東之宮古墳出土 |
1括 | 京都国立博物館 | |
帯金式鋲留甲冑 京都府相楽郡和束町原山古墳出土 |
1具 | 京都国立博物館 | ||
埴輪 盾持人 出土地不明 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁十葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県桜井市山田寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
素弁九葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県奈良市山村廃寺出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土 |
1個 | |||
重弧文軒平瓦 京都府綴喜郡宇治田原町山瀧寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
偏行唐草文軒平瓦 奈良県橿原市藤原宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府木津川市恭仁宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
単弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市普賢寺跡出土 |
1個 | |||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
複弁八葉蓮華文軒丸瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
均整唐草文軒平瓦 京都府京田辺市三山木廃寺出土 |
1個 | 京都国立博物館 | ||
鬼瓦 (京都市)平安宮豊楽院跡出土 |
1個 | |||
重文 | 鬼瓦 (京都市)平安宮跡出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
重文 | 緑釉鴟尾 平安宮大内裏出土 |
1個 | 京都国立博物館 | |
鳳凰文鴟尾 伝京都市栗栖野瓦窯出土 |
1個 | |||
国宝 | 金銀鍍双鳥宝相華文経箱 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 |
1合 | 奈良・金峯山寺 | |
重文 | 山城国花背別所経塚出土品 京都市左京区花脊別所町出土 |
1括 | 文化庁 | |
伊良湖瓦窯跡出土品 一括のうち 愛知県田原市渥美町伊良湖瓦窯跡出土 |
1括のうち | 京都国立博物館 | ||
宇治十三重石塔納入品 京都府宇治市塔ノ島出土 |
1括 | 京都・放生院 | ||
重文 | 線彫四面仏石 |
1基 | 京都・今宮神社 |
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
絵巻|2F-1展示室
2023年は、空海の生誕1250年にあたります。宝亀5年(774)6月15日に讃岐国(現在の香川県)で生まれた空海(幼名真魚)は、官僚になるべく大学へ進みますが、仏教に出会って最上の教えとみなすに至りました。出家後、唐へ渡って真言密教を深く学びます。帰国後は国家に重用され、金剛峯寺や東寺(教王護国寺)を開いて今に至る真言宗の基礎を築きました。その影響は宗教思想だけでなく、文学、美術、医学や工学にまで広く及びます。内容を完備する安楽寿院所蔵の絵伝によって、空海の行状をたどります。
高祖大師秘密縁起 十巻のうち巻一(部分) 往忠筆 京都・安楽寿院
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天 伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中世絵画|2F-3展示室
鎌倉~室町時代は、近代以前において日本の人々が最も頻繁に海を渡った時代です。貿易や留学などを通じて海外の品々が大量にもたらされたこの時期、水墨画もまた東アジアの国際文化として新たに日本に根付き、発展を遂げました。
古来、長江下流域の南岸、江南の地は中国における文化・宗教の一大中心です。中世の日本にとっても、貿易の最大の拠点である寧波を擁し、大勢の留学僧が学んだ禅宗寺院が点在する極めて重要な土地でした。ゆえに人々は典型的な大陸の風景として江南を思い描き、歴史・文学史上に名高い西湖などの名勝に憧れたのです。本展示では、中世水墨画に託された江南の様々なイメージをご覧頂きます。
重文 湖山小景図(部分) 翺之慧鳳賛 松谿筆 当館
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
近世絵画|2F-4展示室
平安時代以来、天皇の住む都として繁栄を築いてきた京都。その都市としての姿を一望する大画面作品=洛中洛外図屏風が誕生したのは、室町時代になってからのことです。
洛中洛外図屏風の表現上の特徴は、現実の町筋や建物等の位置関係に基づきつつ、金雲や霞によって画面を分節することによって、巧妙に主要モチーフに焦点を絞り、全体として違和感のない京の姿を描き出している点にあります。そこには、時に過去の事象までもが取り込まれており、人々の記憶が蓄積したイメージの産物であるがゆえに、現代人も容易にその中に入って遊ぶことのできる魅力を備えているのです。
洛外名所遊楽図屏風(左隻) 狩野永徳筆
2023年1月2日(月・休)~2月5日(日)
中国絵画|2F-5展示室
“南張北溥(南の張大千、北の溥心畬)”と並び称されたこの二人の画家を抜きに、中国近代の絵画史を語ることはできません。張大千(名は爰、1889~1983)は四川省出身で、母から絵画の手ほどきを受け、20歳の頃上海に赴き本格的に書画を学びました。国際的に活躍し、いまも世界的評価を受けています。溥心畬(名は儒、1896~1963)は、清の皇族で最後の皇帝溥儀の従兄でした。幼少より詩書画の素養を磨き、知性的で瀟洒な画風で北京画壇を牽引しました。今年度、この二大家を師にもつ伊藤紫虹氏より、溥心畬の作品を中心に28件をご寄贈いただきました。これを記念して彼らの芸術の一端をご紹介いたします。
帰雁絶壁図 張大千筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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古樹攀猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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白猿図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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猿聲寒渡図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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聚猿図 伝易元吉筆 | 1巻 | 大阪市立美術館 (阿部コレクション) |
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墨馬図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・ 須磨未千秋氏寄贈) |
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籬辺秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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凧揚図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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白描仕女図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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斜陽秋色図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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寒雨疎林図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (伊藤紫虹氏寄贈) |
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紅閣星動図 溥儒筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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黄山墨意図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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嵐峡泛舟図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (多名賀昭雄氏寄贈) |
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帰雁絶壁図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
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青緑山水図 張大千筆 | 1幅 | 京都国立博物館 (須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~3月5日(日)
彫刻|1F-1展示室
京都国立博物館の彫刻分野の館蔵品は、残念ながらさほど多くはありません。そのかわりに京都府内をはじめとして全国の多くの社寺から、貴重な仏像・神像をお預かりしています。今回の特集では、京都の社寺の寄託品から国の指定品を中心に、とくに彫刻展示担当者の思い入れが深いものを選んで展示いたします。奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品の数々を、ご堪能いただけましたら幸いです。また、市比賣神社からあらたにご寄託いただいた近世の獅子・狛犬を、かねてからお預かりしている女神像とともに公開いたします。
重文 宝誌和尚立像 京都・西往寺
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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重文 | 伝観音菩薩・勢至菩薩立像 | 2躯 | 京都・清水寺 | |
重文 | 宝誌和尚立像 | 1躯 | 京都・西往寺 | |
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・妙傳寺(八瀬) | |
重文 | 千手観音立像 | 1躯 | 京都・光明寺 | |
重文 | 如意輪観音半跏像 | 1躯 | 京都・廬山寺 | |
重文 | 地蔵菩薩立像 院浄作 | 1躯 | 京都市 | |
国宝 | 四天王立像のうち多聞天立像 | 1躯 | 京都・浄瑠璃寺 | |
重文 | 毘沙門天立像 | 1躯 | 京都・誓願寺 | |
重文 | 大将軍神坐像 | 1躯 | 京都・大将軍八神社 | |
重文 | 白光神立像 湛慶作 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
女神坐像 | 2躯 | 京都・市比賣神社 | ||
獅子・狛犬 | 1対 | 京都・市比賣神社 | ||
重文 | 十一面観音立像 | 1躯 | 京都・勝龍寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・高山寺 | |
重文 | 薬師如来坐像 | 1躯 | 京都・神護寺 | |
重文 | 如意輪観音坐像 | 1躯 | 京都・透玄寺 | |
重文 | 観音菩薩跪坐像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 京都・地蔵院 | |
重文 | 地蔵菩薩坐像 | 1躯 | 京都・新町地蔵保存会 |
2023年1月2日(月・休)~29日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
重文 仏説四十二章経(部分) 蘭渓道隆筆 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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兀庵普寧墨蹟 法語 | 1幅 | |||
額字「正傳」「禪寺」 | 2幅 | 京都・正伝寺 | ||
重文 | 東巖慧安蒙古降伏祈祷文 | 1幅 | 京都・正伝寺 | |
重文 | 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 | 1巻 | 京都国立博物館 | |
仏説四十二章経跋文 蘭渓道隆筆 | 1幅 | 京都国立博物館 | ||
重文 | 無学祖元・高峰顕日問答語(但来相叫~) | 1幅 | ||
国宝 | 宗峰妙超墨蹟 「関山」道号 | 1幅 | 京都・妙心寺 | |
重文 | 福成寺規式 高山慈照筆 | 1幅 | 京都・霊洞院 | |
重文 | 竺仙梵僊墨蹟 古林和尚碑文 | 1巻 | 京都・長福寺 | |
重文 | 虎関師錬墨蹟 「檀渓」字号 | 1幅 | 学校法人立命館 | |
夢窓疎石墨蹟 「空谷」字号 | 1幅 | 京都・慈済院 | ||
重文 | 東陵永璵墨蹟 「召庭」字説 | 1幅 | 京都・天龍寺 | |
重文 | 寂室元光消息 華蔵院宛 | 1幅 | 京都国立博物館 |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
染織|1F-4展示室
大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになりました。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになります。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生しました。
日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介します。
洲浜に松文様袷 重ね下着附属
当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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茸小紋小袖 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 | 「小紋染」 |
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小紋に竹文様小袖 | 1領 | |||
洋花文様振袖 | 1領 | 「合成染料」 |
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洲浜に松文様袷 重ね下着附属 | 2領1組 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水に風景の丸文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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小紋に松文様小袖 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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作土形散らし文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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苺文様単衣 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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入子枡文様袷 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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更紗裂散らし文様袷羽織 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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百花文様長襦袢 | 1領 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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唐花唐草文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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鞠文様半衿 | 1枚 | 京都国立博物館 (小野磯子コレクション・小野啓輔氏寄贈) |
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柳に小花文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (木村和宏氏寄贈) |
「帯」 |
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網に鳥丸文様丸帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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流水文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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ギリシア神話文様袋帯 | 1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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檜扇形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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金魚形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
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楕円にキューピッド形帯留 帯締め附属 | 1個/1筋 | 京都国立博物館 (廣海春木氏寄贈) |
2023年1月2日(月・休)~2月26日(日)
金工|1F-5展示室
日本文化を代表する工芸作品が日本刀です。日本刀は、刀身のみで身につけることも、使用することもできません。刀身を安全かつ自由に操るための外装を拵(こしらえ)と呼び、そこには独自の美と文化が生まれました。この展示では、刀を飾る様々な拵や、刀装具の名品を紹介いたします。
重文 黒漆太刀拵 中身:太刀 銘 波平行安(号笹貫) 当館
指定 | 作品名 | 員数 | 所蔵 | 音声ガイド |
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重文 | 金熨斗刻鞘大小拵 | 1腰 | 京都国立博物館 |