2024.3.01の展示
3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
展示室内はご覧いただけません。庭園および屋外展示のみご覧いただけます。
2024.3.02の展示
3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
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2024.3.03の展示
3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
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3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
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2024.3.05の展示
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2024.3.07の展示
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2024.3.08の展示
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2024.3.13の展示
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2024.3.14の展示
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2024.3.16の展示
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2024.3.17の展示
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2024.3.19の展示
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2024.3.20の展示
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2024.3.21の展示
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2024.3.22の展示
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2024.3.23の展示
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2024.3.24の展示
3月の展示
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3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
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2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
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2024.3.27の展示
3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
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2024.3.28の展示
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2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
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2024.3.29の展示
3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
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2024.3.30の展示
3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
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2024.3.31の展示
3月の展示
2024年1月2日(火)~3月24日(日):名品ギャラリー(平常展示)開催
2024年3月26日(火)~ 4月11日(木):庭園のみ開館
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閉室中
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
- 展示作品リスト
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
- 展示作品リスト
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
- 展示作品リスト
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
- 展示作品リスト
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
- 展示作品リスト
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
- 展示作品リスト
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
- 展示作品リスト
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 重文 銹絵寒山拾得図角皿 尾形光琳画 尾形乾山作 1対 京都国立博物館 色絵三番叟香炉 1基 京都国立博物館 色絵松竹市松文角皿 5枚 京都国立博物館 銹絵染付幔幕文筒向付 5客 京都国立博物館 染付名花十友図三段重箱 青木木米作 1合 京都国立博物館 加彩婦女俑 1躯 京都国立博物館 重美 三彩馬俑 1対 京都国立博物館
(錢高衣子氏寄贈)褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 褐釉男子立俑 1躯 京都国立博物館 白磁浄瓶 1口 三彩明器 伝洛陽北邙山出土
三彩文官 1対
三彩神王 1対
三彩魌頭 1対
三彩胡人 1躯
三彩駱駝俑 1対
三彩馬俑 1対一括11躯のうち 京都国立博物館 重文 青磁水注 越州窯 1口 京都国立博物館 重文 青白磁瓜形水注 景徳鎮窯 1口 文化庁 黒釉刻花牡丹文梅瓶 磁州窯 1口 京都国立博物館
(広田松繁氏寄贈)玳玻天目 吉州窯 1口 京都国立博物館 青花蓮華文盤 1枚 粉彩松鹿図瓶 大清乾隆年製銘 1対 京都国立博物館
(松井宏次氏寄贈)白磁陰刻蓮華牡丹文瓶 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花梅鳥文壺 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)青花算木文八角筆筒 1口 京都国立博物館
(笠川正誠氏寄贈)重文 越前広口壺 嘉元四年銘 越前窯 1口 文化庁 備前矢筈口水指 1口 瀬戸肩衝茶入 銘 泡沫 瀬戸窯 1口 錐呉器茶碗 1口 銹絵七草図茶碗 仁阿弥道八作 1口 京都・大中院 絵唐津四方口向付 5客 織部扇形蓋物 1合 京都国立博物館 青花祥瑞捻文鉢 1口
平安時代人の祈り―経塚と経筒―
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
考古|3F-2展示室
平安時代を代表する貴族藤原道長とその長女藤原彰子に関わる作品が現存しています。寛弘4年(1007)に大和金峯山に道長自身が登山して山頂に埋納した金銅の経筒(国宝)、長元4年(1031)に比叡山横川の如法堂に彰子が奉納した銅製の経箱(国宝)です。この父娘と最も近いのが紫式部でした。『源氏物語』の時代です。弥勒菩薩が如来となるはるかな未来に向けて法華経などの経巻を地中に埋納したのが経塚です。展示では11~12世紀の経塚出土品を中心に紹介し、平安時代人の祈りのこころを感じていただきます。
重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土 文化庁
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 有舌尖頭器
京都府綴喜郡井手町上井手出土1個 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 長者ヶ原遺跡出土品
新潟県糸魚川市長者ヶ原遺跡出土1括 京都国立博物館 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 骨角器(鹿角製ヤス・浮袋の口(用途不明角器))
千葉県銚子市余山貝塚出土1括 深鉢
出土地不明1個 京都国立博物館 浅鉢
出土地不明1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 壺
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 結髪土偶
出土地不明1個 石皿・磨り石
岐阜県高山市出土1括 石棒・石剣
出土地不明1括 京都国立博物館 独鈷石
岐阜県北部出土1括 京都国立博物館 石冠
岐阜県北部出土4個 京都国立博物館 御物石器
奈良県奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 石鏃
西日本各地出土1括 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 石戈
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 石剣
福井県高浜町青葉山出土1本 京都国立博物館 弥生土器
大阪府柏原市船橋遺跡出土5個 京都国立博物館 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 壺形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 手焙形土器
出土地不明1個 京都国立博物館 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 銅鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 三環鈴
出土地不明1個 京都国立博物館 馬鐸
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付鏡板
出土地不明1個 京都国立博物館 鈴付剣菱形杏葉
出土地不明1個 京都国立博物館 埴輪 馬
伝茨城県出土1個 鳥形埴輪
出土地不明1個 重美 埴輪 男子
群馬県太田市出土1個 京都国立博物館 埴輪 盾持人
徳島県小松島市田浦町字前山出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 素弁九葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市山田寺跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県奈良市山村廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村川原寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 四重弧文軒平瓦
滋賀県大津市崇福寺跡出土1個 国宝 崇福寺塔心礎納置品
滋賀県大津市崇福寺跡出土1括 滋賀・近江神宮 均整唐草文軒平瓦
京都府綴喜郡井手町井手寺跡出土1個 京都国立博物館 重圏文軒丸瓦
大阪府大阪市中央区難波宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市 恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市普賢寺跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉経筒
伝和歌山市六十谷出土1口 京都国立博物館 仏像陽刻陶製経筒
出土地不明1口 京都国立博物館 経筒外容器
出土地不明1口 京都国立博物館 銅製積重式経筒
出土地不明2口 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
出土地不明1組 京都国立博物館 鉄製経筒・土製外容器
伝兵庫県三木市出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
伝福岡県太宰府市四王寺山出土1組 京都国立博物館 銅製経筒・土製外容器
出土地不明1組 青銅鍍金経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 国宝 金銀鍍宝相華文経箱
滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 滋賀・延暦寺 国宝 金銅藤原道長経筒
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1口 奈良・金峯神社 国宝 金銀鍍双鳥宝相華文経箱
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(1月2日~2月4日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 国宝 金銅経箱 鷺脚台付
奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土
(2月6日~3月17日展示予定)1合 奈良・金峯山寺 重文 青銅経筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1口 文化庁 重文 金銅毘沙門天像・銅筒 仁平三年銘
京都市花背別所一号経塚出土1組 文化庁 青白磁合子・小壺
京都市左京区鞍馬寺経塚出土4個 京都国立博物館 銅製経筒
広島県三原市本郷町西野田経塚出土1口 京都国立博物館 銅鏡
京都市左京区鞍馬寺経塚出土3面 京都国立博物館 銅鏡
広島県三原市本郷町西野田経塚出土3面 京都国立博物館 重文 銅鏡
京都市花背別所経塚群出土3面 文化庁 瓦経
福岡県飯盛山経塚出土2面 京都国立博物館 瓦経
京都市東山区今熊野経塚出土1面 瓦経
京都市西京区樫原盆山出土3面 京都国立博物館 瓦経
三重県伊勢市小町塚出土1括 宇治十三重石塔納入品
京都府宇治市塔ノ島出土1括 京都・放生院
江戸時代の縁起絵巻Ⅱ
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
絵巻|2F-1展示室
今回は、京都の寺院に伝わる縁起絵巻のうち、江戸時代に制作された作品をご紹介します。江戸時代の仏教は、幕府の宗教政策によって宗派や寺院の整理が進められました。学問を奨励する文治政治のもと僧侶は宗学研究を深め、宗史や寺史への関心を養い、多くの歴史書や祖師伝をまとめました。産業・経済が成長し上方で都市文化が形成された17世紀後半には、これらを力量のある絵師に描かせた絵巻が次々に作られています。寺の悠久の歴史は、鮮やかな絵によって太平の世の人々に生き生きと届けられたのです。
十禅寺再興縁起絵巻(部分) 山本素軒筆 京都・十禅寺
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光明寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・光明寺 誓願寺縁起絵巻
三巻のうち巻下3巻のうち1巻 京都・誓願寺 十禅寺再興縁起絵巻 山本素軒筆 1巻 京都・十禅寺
涅槃図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺 重文 仏涅槃図 1幅 京都・金輪寺
禅宗の人物画
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中世絵画|2F-3展示室
古来、禅宗は日本の水墨画文化をリードする存在でした。中世の禅寺は多くの渡海僧を輩出し、大陸と直結することでもたらされた彼の地の水墨画が、日本絵画の世界をより豊かなものにしていきます。そこで山水画や花鳥画などの鑑賞絵画以上に重要なテーマとなったのが、仏教を中心に儒教、道教の世界を含む宗教的主題(道釈人物画)、わけても禅宗関係の人物画です。禅寺においては、水墨画のごとく筆の太細や強弱、陰影を生かした肖像画類や、禅者たちの様々な悟りの姿や物語を表わす禅宗祖師図、禅宗故事図が数多く求められました。本展では、そうした禅にまつわる人物表現の数々をご紹介します。
重文 六代祖師像のうち達磨像 西礀子曇賛
京都・妙心寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 六代祖師像 西礀子曇賛 6幅 京都・妙心寺 布袋図 南浦紹明賛 1幅 京都・真珠庵 重文 芦葉達磨図 固山一鞏賛 1幅 京都・玉蔵院 拾得図 伝可翁筆 1幅 龐居士・霊照女図 継章元暉賛 1幅 京都・両足院 一休宗純紅衣像 1幅 釈迦・達磨・臨済図
古岳宗亘賛 狩野元信筆1幅 京都・聚光院 普化・猪頭・蜆子図 伝狩野元信筆 3幅 京都・龍安寺 浄瓶踢倒図 狩野元信筆 1幅 京都・龍安寺
生誕290年 円山応挙
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
近世絵画|2F-4展示室
円山応挙(1733~95)は、丹波国穴太村(現在の京都府亀岡市)の農家に生まれました。幼いころから絵を好んだ応挙は、10代半ばで狩野派の画家石田幽汀に入門したと伝えられています。その後、西洋画法・古今の中国絵画などを幅広く学び、さらに写生を制作の基礎に置くことで、優美で平明な独自の様式を作り上げました。その作品は瞬く間に人気を博し、応挙の登場によって「京中の絵が皆一手になった」とまで言われたのみならず、近代の日本画が展開してゆく礎ともなったのです。
重文 雲龍図屏風(部分) 円山応挙筆
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 虎図(龍虎図のうち) 円山応挙筆 1幅 虎図 円山応挙筆 1幅 重美 芙蓉飛雁・寒菊水禽図 円山応挙筆 2幅 双鹿図屏風 円山応挙筆 2曲1隻 京都国立博物館
(谷口豊三郎氏寄贈)重文 雲龍図屏風 円山応挙筆 6曲1双 唐美人図 円山応挙筆 1幅 重美 龍門図 円山応挙筆 3幅 京都国立博物館 梅林雪暁図 円山応挙筆 1幅
明末の五百羅漢図
2024年2月14日(水)~ 3月24日(日)
中国絵画|2F-5展示室
万暦22年(1594)、丁雲鵬(1547~1628)と盛茂燁(生卒年不詳)という2人の画家によって描かれた五百羅漢図は、1幅に21人前後の羅漢をあらわし、全24幅で構成された大作でした。明末を代表する仏画師と山水画家の合作は極めて貴重で、その制作背景が近年明らかにされつつあります。本作は江戸時代に一揃いで日本にもたらされた後、各所に所蔵が分かれて不明となった幅もありますが、現在14幅ほどが確認されています。京都国立博物館は5幅を収蔵しており、このたび寄託品と合わせて8幅をご紹介し、本作の魅力に迫りたいと思います。
五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都国立博物館 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・仁和寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺 五百羅漢図 丁雲鵬・盛茂燁筆 1幅 京都・金戒光明寺
平安時代の彫刻
2024年1月2日(火)~3月24日(日)
彫刻|1F-1展示室
平安時代は、日本の彫刻史のなかでもっとも変化に富んだ時代でした。みやこが置かれた京都を中心に、地方でもたくさんの仏像が造られました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今もなお数多くの仏像が伝えられています。
平安時代の後半は、朝廷や貴族たちの好みにあわせ、穏やかな姿の仏像が流行します。満月のようなまるく張りのある顔、伏し目がちの眼をした仏像は、見る人に優しい印象を与えます。このような日本独自の表現を「和様」といい、それを大成したのが定朝です。今回は、平安時代後期の彫刻を中心に紹介します。優美な姿かたちをじっくりとご覧ください。
重文 釈迦如来坐像 経範等作 大阪・興善寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 釈迦如来坐像 経範等作 1躯 大阪・興善寺 重文 薬師如来坐像 1躯 大阪・興善寺 重文 宝誌和尚立像 1躯 京都・西往寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・妙傳寺 重文 毘沙門天立像 1躯 京都・宝生院 毘沙門天立像 1躯 京都・妙傳寺 梵天立像 1躯 京都・元慶寺 帝釈天立像 1躯 京都・元慶寺 十一面観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 不空羂索観音菩薩坐像 1躯 京都・金戒光明寺 重文 大将軍神坐像 1躯 京都・大将軍八神社 愛染明王坐像 1躯 京都国立博物館 重文 観音菩薩跪坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 阿弥陀如来立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・地蔵院 重文 十一面観音菩薩立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都・白山神社 重文 薬師如来坐像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 滋賀・石部神社 不動明王立像
(2月27日~3月24日展示予定)1躯 京都国立博物館 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 広島・厳島神社 重文 獅子・狛犬
(2月27日~3月24日展示予定)1対 滋賀・御上神社
京博130年の語り部
2024年2月6日(火)~ 3月17日(日)
書跡|1F-3展示室
京都国立博物館は、明治22年(1889)に設置が定められて以来、博物館として行う諸活動(収集保管、調査研究、展示など)に基づき、多くの資料を作成、蓄積してきました。現在では膨大な量の簿冊となり、自館の歴史にくわえ、博物館全体をとりまく近現代史を知るうえで重要なものと考えられます。当館ではこれらを「博物館史資料」と位置づけ、令和3年度より全体数の把握と整理作業を行ってきました。今回はその一部を紹介し、130年ちかくの歴史を簡単に振り返ります。本展示はJSPS科研費 JP21H03778の助成による成果の一部です。
京都博物館蔵品目録 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 列品録 鑑査ノ部(明治二十六年~同四十四年) 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十二年~同二十三年) 1冊 京都国立博物館 列品録 取得ノ部(明治二十四年~同二十八年) 1冊 京都国立博物館 京都博物館蔵品目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治二十八年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 土地建物録(明治二十七年~同三十年) 1冊 京都国立博物館 社寺寄託列品目録(明治三十年) 1冊 京都国立博物館 国宝并特別保護建造物簿 1冊 京都国立博物館 豊国会出品目録 1冊 京都国立博物館 豊臣時代品陳列目録 1冊 京都国立博物館 例規録(明治三十三年~同三十五年) 1冊 京都国立博物館 京都帝室博物館列品第一回目録 1冊 京都国立博物館 縮図帳 1冊 京都国立博物館 本館蔵品台帳(収蔵品之部) 1冊 京都国立博物館 社寺什宝検閲目録 1冊 京都国立博物館 元京都帝室博物館残務整理関係書類 1冊 京都国立博物館 列品録(大正十三年) 1冊 京都国立博物館 特別事業録(大正十五年) 1冊 京都国立博物館 大礼記念京都大博覧会古美術館記録 列品之部 1冊 京都国立博物館 夏季講演録(昭和九年) 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集草稿 1冊 京都国立博物館 恩賜京都博物館講演集 第十三号 1冊 京都国立博物館 列品録(昭和十四年) 1冊 京都国立博物館 花鳥画特別陳列関係書類綴 1冊 京都国立博物館 仁和寺寄託国宝盗難処理一件 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管備品調書 1冊 京都国立博物館 京都国立博物館移管寄託調書 1冊 京都国立博物館 国有東洋美術名品展 解説・目録 1冊 京都国立博物館
染織品と再利用
2024年2月15日(木)~ 3月17日(日)
染織|1F-4展示室
紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっています。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものでした。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言えるでしょう。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形がありました。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用です。このたびの展示では、再利用という観点から染織品について考えます。
椿文様小袖裂幡 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 糞掃衣断片 1裂 京都・延暦寺 椿文様小袖裂幡 1旒 京都国立博物館 松皮菱・草花・襷段替小袖裂表装
太鼓打ち童子像附属1幅 枝垂桜に鴛鴦文様袈裟包 1枚 京都・長得院 無学祖元所用衣服裂九条袈裟 1領 京都・天龍寺
「禅の高僧と袈裟」襷に桐雪持柳と楓筏文様打敷 1枚 京都・高台寺
「打敷」棚に草花文様打敷 1枚 京都・真珠庵 文字入藤棚文様胴着 1領 京都国立博物館 寄裂胴着 1領 松竹梅鶴亀文様小袖 1領 京都国立博物館 絹地寄裂小裁振袖 1領 木綿地寄裂小裁振袖 1領
備前・備中・備後の名刀
2024年2月7日(水)~ 3月24日(日)
金工|1F-5展示室1F-6展示室
備前・備中・備後の吉備三国は『古今和歌集』に「真金吹く吉備の中山帯にせる細谷川の音のさやけさ」と歌われた中国山地の豊富な鉄資源を背景に、古代から近世までの400年間にわたり刀剣生産の先進地として繁栄しました。この展示では京都国立博物館所蔵の作品を中心に吉備国の名刀の数々をご紹介いたします。
重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 太刀 銘 正恒 1口 文化庁 重美 太刀 銘 友成 1口 重文 太刀 銘 利恒 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 安清 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 成高 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 □忠(名物膝丸・薄緑) 1口 京都・大覚寺 重文 刀 折返銘 備前助村 1口 京都国立博物館 小太刀 銘 景安 1口 重文 太刀 銘 備前国則宗(名物二ツ銘則宗) 1口 京都・愛宕神社 重文 太刀 銘 近房 1口 重文 太刀 無銘(助真) 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助久 1口 京都国立博物館 太刀 銘 助長 1口 重美 太刀 銘 (菊紋)一 1口 太刀 銘 景秀 1口 重文 太刀 銘 長光 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国長船住人真光 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船景光 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)太刀 銘 備州長船則光/享徳二年八月日 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 雲生 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備前国住雲次/建武乙亥二年十一月 1口 京都国立博物館 太刀 貼銘 守家(花押) 1口 京都国立博物館
(淺田幸一氏寄贈)薙刀直シ刀 無銘(畠田真守) 1口 京都国立博物館
(下間基子氏寄贈)太刀 銘 備州長舩家守/應永元年十月日 1口 京都国立博物館 短刀 銘 備州長船住長守/建徳□年十月日 1口 京都国立博物館
(永尚子氏寄贈)重文 太刀 銘 包次 1口 京都国立博物館 重文 太刀 銘 備中国住人左兵衛尉直次作/建武二年十一月 1口 京都国立博物館 重文 薙刀 銘是介 附鉄鎺 1口 重美 刀 銘 備州住正広作 1口 重美 往昔抄
(頁替あり)1冊
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
日本と東洋のやきもの
2024年1月2日(火)~3月17日(日)
陶磁|3F-1展示室
やきものは鑑賞するだけでなく、食器や日常の調度品などに多く用いられており、私たちにとって身近な工芸品といえます。特に東アジア各地では、文様や形、色に至るまで多種多様なものが作られ、その用途も幅広いものです。また、やきものは産地により、磁器や陶器といった材質や、土や釉薬の原料、装飾や焼成の技術に強い個性を持っています。
日本と中国、朝鮮半島を中心に、東アジア地域でつくられたやきものの個性やその魅力について紹介します。
重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都