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同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
神々の伝説—八幡・厳島—
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
絵巻|2F-1展示室
日本各地に鎮座する、大小幾多の神社。それぞれに自然や祖先、怨霊が祭祀され、地域の鎮守や、家門の繁栄などへの願いが託されてきました。八幡宮は武運の神として尊崇される八幡神を祀る神社で、大分・宇佐神宮を総本宮として全国に数多く所在しており、京都では石清水八幡宮が有名です。また、宗像三女神を祀る広島・嚴島神社は推古元年(593)の創建と伝えられ、平清盛や毛利元就の庇護により発展しました。今回は、それぞれの創立にかかわる伝説を語る縁起絵巻をご紹介します。
重美 厳島縁起絵巻(部分)
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 八幡宮縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都国立博物館 厳島縁起絵巻 1巻 重美 厳島縁起絵巻 1巻
十二天屏風の世界
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
仏画|2F-2展示室
十二天屏風は、密教の灌頂という儀式で使用されたものです。灌頂とは頭に水を注ぐという意味で、昔のインドの国王即位の際の儀式に倣っており、密教が受法の通過儀礼として取り入れたものです。十二天は、もとはインドの神様で各方位にあって神聖な道場を守る存在です。しかし、これを灌頂の儀式で祀ることは、日本で考案されたと考えられます。加えて、こうした屏風の形式が生み出されるのは、12世紀に入ってからのことになります。もともと坐像でしか表されなかった十二天の姿を立像で表したのは、この屏風の形式に合わせるためです。その意味で日本での創作仏画と言えますが、当時最新の中国の様式を取り入れた斬新な姿で表されています。
重文 十二天屏風のうち風天
伝高階隆兼筆
滋賀・聖衆来迎寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 十二天屏風 6曲1双 京都・雲龍院 重文 十二天屏風 伝高階隆兼筆 12幀のうち6幀 滋賀・聖衆来迎寺 十二天屏風 伝詫間澄賀筆 6曲1隻 京都・高山寺
松竹梅の美術
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中世絵画|2F-3展示室
厳寒の季節に美しい姿を誇る松、竹、梅は、東洋において広く愛されてきた木々です。古来、中国の文人たちは、冬にも緑を絶やさない松、剛直な竹、他の花に先がけて香り高く咲く梅、というそれぞれの個性を称えて「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼び、そこに気高さと深い精神性を見てとりました。それらは詩文や書、水墨画といった文人的な営みにおいて高らかにうたい上げられ、日本では特に最も海外通で一流の文化人であった禅僧たちによって愛好され、次第に寿ぎのテーマとして社会に広く定着していきました。新春の中世絵画室では、日本の禅文化が育んだ、松竹梅の風雅にかかわる様々な作品をご覧いただきます。
重文 四季花鳥図屏風(部分) 芸愛筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 雪裡三友図 玉畹梵芳等五僧賛 1幅 京都国立博物館 重文 出山釈迦・梅花図 白雲恵暁賛 3幅 京都・栗棘庵 梅花図扇面 伝夢窓疎石所用 1面 京都・天龍寺 墨梅図 心田清播賛 1幅 京都・大統院 束帯天神像 天與清啓賛 1幅 京都・禅居庵 束帯天神像 元信印 1幅 松下渡唐天神像 狩野元信筆 1幅 京都国立博物館 重文 四季花鳥図屏風 芸愛筆 6曲1双 京都国立博物館
日本の女性画家
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
近世絵画|2F-4展示室
日本における女性の絵画制作については、記録上は平安時代にまで遡る事例が知られますが、実作品を通して本格的な職業画家としての活動を把握できる女性が登場するのは、江戸時代になってからのことです。一口に女性画家と言っても、彼女たちの置かれた社会的立場は一様ではなく、時に封建的な社会通念の制約を受けながら、それぞれに多彩な活動を展開しました。現在の一般的な知名度は必ずしも高いとは言えませんが、その魅力的な作品群は、確かに日本美術史の一翼を担っているのです。
白衣観音図 清原雪信筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 西湖図襖 徳山玉瀾筆 4面 京都・金戒光明寺 白衣観音図 清原雪信筆 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)後水尾天皇像 照山元瑶筆 1幅 雪景山水図 江馬細香筆 自賛 1幅 京都国立博物館
(岡村健守氏寄贈)山水図 張紅蘭筆 梁川星巌賛 2幅 京都国立博物館
(藤原忠一郎氏寄贈)四君子書画合作
野口小蘋・野口小蕙・杉山琴・竹軒閑人筆
杉山三郊賛1幅 京都国立博物館
(川田泉・磯野高子氏寄贈)岡本梅林図巻 橋本青江筆 1巻 京都国立博物館
(岡直子氏寄贈)
塩都・揚州の繁栄と芸術―袁江・王雲筆「楼閣山水図屛風」
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
中国絵画|2F-5展示室
長江の下流域に位置する揚州は、水運交通の要所として古くから栄え、清朝に至っては塩の集積地として空前の経済活況を呈しました。揚州の繁栄は各地から人を集め、芸術の都としても華やぎをみせます。巨富を築いた塩商がパトロンとなり、書画家や詩人などの文化人を招いたサロンが数多く営まれました。この度ご紹介する「楼閣山水図屛風(ろうかくさんすいずびょうぶ)」は、康煕59年(1720)に揚州で制作された大画面の作品です。袁江と王雲という二人の画家によって描かれた壮麗な8曲1双の屛風は、中国で仕立てられたままの姿で残されている非常に貴重な例です。かつて揚州の大邸宅を彩ったであろう大作を心ゆくまでご堪能下さい。
楼閣山水図屛風(部分) 袁江筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 楼閣山水図 王雲筆 1幅 京都国立博物館
(田能村こま氏・田能村輝氏・
板倉光世氏・中岡愛子氏寄贈)楼閣山水図屛風 袁江筆 8曲1隻 京都国立博物館 楼閣山水図屛風 王雲筆 8曲1隻 京都国立博物館
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
墨蹟―禅僧の書
2025年1月2日(木)~ 2月9日(日)
書跡|1F-3展示室
「墨蹟」とは僧侶、とくに禅僧の記した筆跡のことをいいます。その種類は、内容によって印可状、あるいは法語や遺偈など、多岐にわたります。いずれもが禅の歴史や思想を知るうえで、欠かすことのできない重要な文化財です。これらを造形的な「書」としてみると、「古筆」のような優美さや繊細さとは異なる、重厚さ、鋭さを備えているのが大きな特徴といえるでしょう。どうぞ、墨にこめられた「力」を存分に味わってください。
国宝 禅院額字并牌字のうち額字「首座」
京都・東福寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 東福寺修正看経榜 上巻 固山一鞏筆 2巻のうち1巻 京都・東福寺 道号「空谷」 夢窓疎石筆 1幅 京都・慈済院 重文 道号「檀渓」 虎関師錬筆 1幅 学校法人立命館 国宝 道号「月林」 古林清茂筆 1幅 京都・長福寺 国宝 道号「関山」 宗峰妙超筆 1幅 京都・妙心寺 額字「正伝禅寺」 2幅 京都・正伝寺 国宝 禅院額字并牌字のうち
額字「首座」「書記」「浴司」「三応」 張即之筆4幅 京都・東福寺 重文 仏説四十二章経 蘭渓道隆筆 1巻 京都国立博物館 重文 古林和尚碑文 竺仙梵僊筆 1巻 京都・長福寺
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
画中詞—絵のなかのことば—
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
絵巻|2F-1展示室
絵巻は通常、物語の本文にあたる詞書(ことばがき)があって、そのあとに絵が付くという構成になっています。しかし、ときに絵の領域に語句や文章が書きこまれることがあって、これを「画中詞(がちゅうし)」と呼びます。画中詞は単なる絵の注記(人名や地名など)ということもありますが、マンガのように登場人物のセリフを表し、声が発せられる場面の臨場感を盛り上げる役割を果たすこともあるのです。今回は、画中詞を有する絵巻の代表的な作品を通して、絵とことばの関係を探ってみたいと思います。
重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上(部分)
京都・矢田寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・矢田寺 重文 十二類絵巻 三巻のうち巻中 3巻のうち1巻 重文 福富草紙 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・春浦院
涅槃図
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会(ねはんえ)が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図(部分) 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 仏涅槃図 1幅 京都・百萬遍知恩寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺
農耕の絵画
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中世絵画|2F-3展示室
農耕は古来、私たちの社会を支えてきた最も大切な営みの一つです。豊作への祈りとして、あるいは産業や風俗の記録として、農耕に関する絵は非常に早くから世に現れ、人々の関心を引いてきました。特に宋時代の中国では、稲作、養蚕、機織りといった農村の四季の作業をまとめた耕織図(こうしょくず)という画題が作られ、民を養うべき権力者の戒めとされました。中国の耕織図は中世の日本にももたらされて水墨画の重要なテーマとなり、室町時代以降、種々のアレンジを加えながら膨大な数が作られていきます。本展示では、戦国時代に画壇を制覇した狩野派の作品を中心に、農耕に関わる様々な絵をご覧いただきます。
耕作図屏風 元信印 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 耕作図屏風 元信印 6曲1隻 京都国立博物館 重文 四季耕作図 伝狩野之信筆 8幅 京都・大仙院 象耕鳥耘・山水図 元信印 3幅 神農図 月舟寿桂賛、元信印 1幅 京都国立博物館 神農図 1幅
画家のスケッチ
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
近世絵画|2F-4展示室
江戸時代の画家は、スケッチと呼べるものをかなりの数量残しています。現存遺品は、18世紀の写生画家円山応挙の登場を待つまでもなく、江戸時代初期の狩野派、さらには室町時代の画家にまでさかのぼります。スケッチされた対象は、動植物や風景だけでなく、画家が目にした古今の絵画なども多く含まれ、なかには「探幽縮図」のように鑑定に関するコメントが記されるものもあるなど、資料としての重要性は計り知れません。しかも、あくまでも画家自身のための手控えという性格ゆえに、そこには気負いのない軽やかで自由な筆の運びを見ることができ、本画とはまた違ったが味わいがあるのです。
2020年2月に開催したものの、コロナ禍のため2週間余りで終了した展示を再構成してお届けします。
重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち(部分)
尾形光琳筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鳥類写生図巻 狩野派筆 1巻 京都国立博物館 重美 探幽縮図 草花生写図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 探幽縮図 鷹図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 白鷹図 伝徽宗筆 1幅 京都国立博物館
(柴田芳明氏寄贈)常信縮図 巻一 狩野常信筆 15巻のうち1巻 大黒天図 伝狩野元信筆 1幅 重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち
尾形光琳筆2巻のうち1巻 京都国立博物館 写生雑録帖 円山応挙筆 1冊 文晁墨宝 谷文晁筆 1巻 京都国立博物館
斉白石の絵画―須磨弥吉郎の蒐集品より
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中国絵画|2F-5展示室
中国近代の巨匠である斉白石(せいはくせき、1864~1957)は、現在もたいへん人気のある画家です。簡潔な筆づかいと鮮やかな彩色の絵画はとても親しみやすく、一見すると簡単に描けてしまうように思えるかもしれません。しかしながら、長い研鑽の果てにたどり着いた白石の表現は、力強く自由な筆の動きから生まれ、的確な構図や色彩感覚によって、描かれた対象に瑞々しい生命感を与えており、容易には真似できない独自の感性にあふれています。
このたび、斉白石と直接の交友をもち、支援者となった外交官・須磨弥吉郎(1892~1970)の蒐集品の中から、選りすぐりの優品をご紹介します。
三餘図 斉白石筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鷹図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)鶴図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)大鶏小鶏図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館 揚春余楽図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)紅白菊花爛漫図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)宋法山水図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)楊辺孤行図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)漁村夕陽図 斉白石・雪庵瑞光筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)秋水鸕鷀図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)白菜図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)三餘図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)耳食図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)筆硯図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
紺紙経―輝く仏の言葉―
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
書跡|1F-3展示室
紺紙経とは料紙を濃紺に染め、そこに金泥、銀泥、あるいは金銀泥で経文を書写したものです。釈迦の説法は「金口」「金言」と称えられますが、まさにそれを具現化したものが紺紙経です。金泥で書写した経文を輝かせるため、仕上げには猪の牙などで文字が磨かれました。平安時代に書かれた『栄花物語』にも、「経の御有様、えもいはずめでたし。あるは紺青を地にて、黄金の泥して書きたれば金泥の経なり」とみえます。紺紙経の、なんとも言えないめでたい有様をご堪能ください。
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
画中詞—絵のなかのことば—
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
絵巻|2F-1展示室
絵巻は通常、物語の本文にあたる詞書(ことばがき)があって、そのあとに絵が付くという構成になっています。しかし、ときに絵の領域に語句や文章が書きこまれることがあって、これを「画中詞(がちゅうし)」と呼びます。画中詞は単なる絵の注記(人名や地名など)ということもありますが、マンガのように登場人物のセリフを表し、声が発せられる場面の臨場感を盛り上げる役割を果たすこともあるのです。今回は、画中詞を有する絵巻の代表的な作品を通して、絵とことばの関係を探ってみたいと思います。
重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上(部分)
京都・矢田寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・矢田寺 重文 十二類絵巻 三巻のうち巻中 3巻のうち1巻 重文 福富草紙 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・春浦院
涅槃図
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会(ねはんえ)が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図(部分) 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 仏涅槃図 1幅 京都・百萬遍知恩寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺
農耕の絵画
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中世絵画|2F-3展示室
農耕は古来、私たちの社会を支えてきた最も大切な営みの一つです。豊作への祈りとして、あるいは産業や風俗の記録として、農耕に関する絵は非常に早くから世に現れ、人々の関心を引いてきました。特に宋時代の中国では、稲作、養蚕、機織りといった農村の四季の作業をまとめた耕織図(こうしょくず)という画題が作られ、民を養うべき権力者の戒めとされました。中国の耕織図は中世の日本にももたらされて水墨画の重要なテーマとなり、室町時代以降、種々のアレンジを加えながら膨大な数が作られていきます。本展示では、戦国時代に画壇を制覇した狩野派の作品を中心に、農耕に関わる様々な絵をご覧いただきます。
耕作図屏風 元信印 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 耕作図屏風 元信印 6曲1隻 京都国立博物館 重文 四季耕作図 伝狩野之信筆 8幅 京都・大仙院 象耕鳥耘・山水図 元信印 3幅 神農図 月舟寿桂賛、元信印 1幅 京都国立博物館 神農図 1幅
画家のスケッチ
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
近世絵画|2F-4展示室
江戸時代の画家は、スケッチと呼べるものをかなりの数量残しています。現存遺品は、18世紀の写生画家円山応挙の登場を待つまでもなく、江戸時代初期の狩野派、さらには室町時代の画家にまでさかのぼります。スケッチされた対象は、動植物や風景だけでなく、画家が目にした古今の絵画なども多く含まれ、なかには「探幽縮図」のように鑑定に関するコメントが記されるものもあるなど、資料としての重要性は計り知れません。しかも、あくまでも画家自身のための手控えという性格ゆえに、そこには気負いのない軽やかで自由な筆の運びを見ることができ、本画とはまた違ったが味わいがあるのです。
2020年2月に開催したものの、コロナ禍のため2週間余りで終了した展示を再構成してお届けします。
重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち(部分)
尾形光琳筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鳥類写生図巻 狩野派筆 1巻 京都国立博物館 重美 探幽縮図 草花生写図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 探幽縮図 鷹図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 白鷹図 伝徽宗筆 1幅 京都国立博物館
(柴田芳明氏寄贈)常信縮図 巻一 狩野常信筆 15巻のうち1巻 大黒天図 伝狩野元信筆 1幅 重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち
尾形光琳筆2巻のうち1巻 京都国立博物館 写生雑録帖 円山応挙筆 1冊 文晁墨宝 谷文晁筆 1巻 京都国立博物館
斉白石の絵画―須磨弥吉郎の蒐集品より
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中国絵画|2F-5展示室
中国近代の巨匠である斉白石(せいはくせき、1864~1957)は、現在もたいへん人気のある画家です。簡潔な筆づかいと鮮やかな彩色の絵画はとても親しみやすく、一見すると簡単に描けてしまうように思えるかもしれません。しかしながら、長い研鑽の果てにたどり着いた白石の表現は、力強く自由な筆の動きから生まれ、的確な構図や色彩感覚によって、描かれた対象に瑞々しい生命感を与えており、容易には真似できない独自の感性にあふれています。
このたび、斉白石と直接の交友をもち、支援者となった外交官・須磨弥吉郎(1892~1970)の蒐集品の中から、選りすぐりの優品をご紹介します。
三餘図 斉白石筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鷹図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)鶴図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)大鶏小鶏図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館 揚春余楽図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)紅白菊花爛漫図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)宋法山水図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)楊辺孤行図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)漁村夕陽図 斉白石・雪庵瑞光筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)秋水鸕鷀図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)白菜図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)三餘図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)耳食図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)筆硯図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
紺紙経―輝く仏の言葉―
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
書跡|1F-3展示室
紺紙経とは料紙を濃紺に染め、そこに金泥、銀泥、あるいは金銀泥で経文を書写したものです。釈迦の説法は「金口」「金言」と称えられますが、まさにそれを具現化したものが紺紙経です。金泥で書写した経文を輝かせるため、仕上げには猪の牙などで文字が磨かれました。平安時代に書かれた『栄花物語』にも、「経の御有様、えもいはずめでたし。あるは紺青を地にて、黄金の泥して書きたれば金泥の経なり」とみえます。紺紙経の、なんとも言えないめでたい有様をご堪能ください。
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
画中詞—絵のなかのことば—
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
絵巻|2F-1展示室
絵巻は通常、物語の本文にあたる詞書(ことばがき)があって、そのあとに絵が付くという構成になっています。しかし、ときに絵の領域に語句や文章が書きこまれることがあって、これを「画中詞(がちゅうし)」と呼びます。画中詞は単なる絵の注記(人名や地名など)ということもありますが、マンガのように登場人物のセリフを表し、声が発せられる場面の臨場感を盛り上げる役割を果たすこともあるのです。今回は、画中詞を有する絵巻の代表的な作品を通して、絵とことばの関係を探ってみたいと思います。
重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上(部分)
京都・矢田寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・矢田寺 重文 十二類絵巻 三巻のうち巻中 3巻のうち1巻 重文 福富草紙 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・春浦院
涅槃図
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会(ねはんえ)が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図(部分) 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 仏涅槃図 1幅 京都・百萬遍知恩寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺
農耕の絵画
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中世絵画|2F-3展示室
農耕は古来、私たちの社会を支えてきた最も大切な営みの一つです。豊作への祈りとして、あるいは産業や風俗の記録として、農耕に関する絵は非常に早くから世に現れ、人々の関心を引いてきました。特に宋時代の中国では、稲作、養蚕、機織りといった農村の四季の作業をまとめた耕織図(こうしょくず)という画題が作られ、民を養うべき権力者の戒めとされました。中国の耕織図は中世の日本にももたらされて水墨画の重要なテーマとなり、室町時代以降、種々のアレンジを加えながら膨大な数が作られていきます。本展示では、戦国時代に画壇を制覇した狩野派の作品を中心に、農耕に関わる様々な絵をご覧いただきます。
耕作図屏風 元信印 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 耕作図屏風 元信印 6曲1隻 京都国立博物館 重文 四季耕作図 伝狩野之信筆 8幅 京都・大仙院 象耕鳥耘・山水図 元信印 3幅 神農図 月舟寿桂賛、元信印 1幅 京都国立博物館 神農図 1幅
画家のスケッチ
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
近世絵画|2F-4展示室
江戸時代の画家は、スケッチと呼べるものをかなりの数量残しています。現存遺品は、18世紀の写生画家円山応挙の登場を待つまでもなく、江戸時代初期の狩野派、さらには室町時代の画家にまでさかのぼります。スケッチされた対象は、動植物や風景だけでなく、画家が目にした古今の絵画なども多く含まれ、なかには「探幽縮図」のように鑑定に関するコメントが記されるものもあるなど、資料としての重要性は計り知れません。しかも、あくまでも画家自身のための手控えという性格ゆえに、そこには気負いのない軽やかで自由な筆の運びを見ることができ、本画とはまた違ったが味わいがあるのです。
2020年2月に開催したものの、コロナ禍のため2週間余りで終了した展示を再構成してお届けします。
重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち(部分)
尾形光琳筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鳥類写生図巻 狩野派筆 1巻 京都国立博物館 重美 探幽縮図 草花生写図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 探幽縮図 鷹図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 白鷹図 伝徽宗筆 1幅 京都国立博物館
(柴田芳明氏寄贈)常信縮図 巻一 狩野常信筆 15巻のうち1巻 大黒天図 伝狩野元信筆 1幅 重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち
尾形光琳筆2巻のうち1巻 京都国立博物館 写生雑録帖 円山応挙筆 1冊 文晁墨宝 谷文晁筆 1巻 京都国立博物館
斉白石の絵画―須磨弥吉郎の蒐集品より
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中国絵画|2F-5展示室
中国近代の巨匠である斉白石(せいはくせき、1864~1957)は、現在もたいへん人気のある画家です。簡潔な筆づかいと鮮やかな彩色の絵画はとても親しみやすく、一見すると簡単に描けてしまうように思えるかもしれません。しかしながら、長い研鑽の果てにたどり着いた白石の表現は、力強く自由な筆の動きから生まれ、的確な構図や色彩感覚によって、描かれた対象に瑞々しい生命感を与えており、容易には真似できない独自の感性にあふれています。
このたび、斉白石と直接の交友をもち、支援者となった外交官・須磨弥吉郎(1892~1970)の蒐集品の中から、選りすぐりの優品をご紹介します。
三餘図 斉白石筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鷹図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)鶴図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)大鶏小鶏図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館 揚春余楽図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)紅白菊花爛漫図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)宋法山水図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)楊辺孤行図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)漁村夕陽図 斉白石・雪庵瑞光筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)秋水鸕鷀図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)白菜図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)三餘図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)耳食図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)筆硯図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
紺紙経―輝く仏の言葉―
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
書跡|1F-3展示室
紺紙経とは料紙を濃紺に染め、そこに金泥、銀泥、あるいは金銀泥で経文を書写したものです。釈迦の説法は「金口」「金言」と称えられますが、まさにそれを具現化したものが紺紙経です。金泥で書写した経文を輝かせるため、仕上げには猪の牙などで文字が磨かれました。平安時代に書かれた『栄花物語』にも、「経の御有様、えもいはずめでたし。あるは紺青を地にて、黄金の泥して書きたれば金泥の経なり」とみえます。紺紙経の、なんとも言えないめでたい有様をご堪能ください。
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般に公開されたことのない知られざる優品です。当館ではこの再発見を記念し、新春の名品ギャラリーで特別公開を行います。展示を通して我々国立博物館が行っている文化財保護活動と、国民の宝である文化財の素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
※会期中、展示替を行います(1口ずつ展示)。
重文 太刀 銘 備中以下切 当館
<展示期間:2月26日~3月23日>
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 太刀 銘 国安
(展示期間:1月2日~26日)1口 重文 太刀 銘 備前国長船住義景
(展示期間:1月28日~2月24日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)重文 太刀 銘 備中以下切
(展示期間:2月26日~3月23日)1口 京都国立博物館
(松井秀雄氏寄贈)
同時開催の名品ギャラリー特別展観覧料が必要
京焼における仁清―御室仁清窯跡出土陶片の胎土分析からみる製陶技術―
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
陶磁|3F-1展示室
正保年間(1644~48)の初め頃、仁和寺の門前に御室窯を開窯した陶工の野々村仁清(ののむらにんせい)は、茶壺や茶碗などに赤、紺、緑、紫、黒などの絵の具、金銀彩を用いて絵画性が強く、洗練された上絵付を施したやきものを作り出しました。上絵付をはじめ、仁清の製陶技術は尾形乾山をはじめ、その後の京焼の陶工たちにも大きな影響を与えています。今回は仁清や同時代、そしてその影響を受けたやきものや御室仁清窯跡から出土した陶片を展示すると同時に、胎土分析などの科学分析から明らかとなってきた御室窯の製陶技術などについても紹介します。
重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 京都・法金剛院
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 1合 京都・法金剛院 重文 色絵釘隠 伝野々村仁清作 21個 京都国立博物館 重文 色絵若松図茶壺 野々村仁清作 1口 文化庁 灰釉輪花口細水指 野々村仁清作 1口 重文 銹絵水仙文茶碗 野々村仁清作 1口 京都・天寧寺 華南三彩唐花唐草文五耳壺 1枚 京都国立博物館 色絵陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 唐物文琳茶入 酸漿文琳 1口 株式会社ヤングアート 褐釉四方茶入 野々村仁清作 1口 京都国立博物館 鉄釉手付茶入 野々村仁清作 1口 茶入陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 錐呉器茶碗 1口 釘彫伊羅保茶碗 銘 常夏 1口 呉器茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 伊羅保茶碗写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 志野茶碗 銘 卯の花 1口 志野網目文隅切角鉢
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 志野写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 信楽水指
有来新兵衛屋敷跡出土茶陶のうち1口 京都国立博物館 信楽写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 皮鯨手建水 野々村仁清作 1口 京都・曼殊院 唐津水指 1口 京都国立博物館 唐津写し陶片
御室仁清窯跡出土陶片のうち京都国立博物館 御室仁清窯跡出土陶片 1括 三彩刻花蓮池水禽文輪花皿 5枚 京都国立博物館
(太田正安氏寄贈)灰釉双耳水指 粟田口印 1口 灰釉糸目水指 粟田印 1口 東京国立博物館 銹絵染付蔦文茶碗 粟田口印 1口 銹絵染付桐文菱形香合
寛文七年墨書銘1口 重文 銹絵寒山拾得図角皿
尾形光琳画 尾形乾山作1対 京都国立博物館 色絵氷裂文角皿 尾形乾山作 5枚 京都国立博物館 銹絵染付慢幕文筒形向付 5口 京都国立博物館 色絵松竹梅文高杯 1口 京都国立博物館
(岩佐静子氏寄贈)色絵松梅文徳利 御菩薩池印 1口 京都国立博物館 色絵松竹梅注連縄宝尽文茶碗
錦光山印1口 京都国立博物館
(伊東陶山氏寄贈)色絵古裂食籠 永樂和全作 1合 京都国立博物館
日本の須恵器と韓国の陶質土器
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の古墳時代を代表するやきものは「須恵器」と呼ばれる灰色で硬い土器です。5世紀はじめ頃に朝鮮半島からその製作技術が日本列島に伝来したとされます。
今回の展示では、その須恵器とともに朝鮮半島古代の新羅で製作された陶質土器を展示し、その親縁関係を理解していただきます。また、韓国慶州出土の古代瓦もあわせて展示します。
新羅印花文陶質土器椀
出土地不明 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 須恵器 台付装飾壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 壺結合型器台
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 脚付子持壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 台付広口壺
兵庫県たつの市西宮山古墳出土1個 京都国立博物館 須恵器 鳥形装飾付子持器台
出土地不明1個 須恵器 脚付三連壺
出土地不明1個 愛知・長母寺 須恵器 子持脚付壺
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不明1脚 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区嵐山中尾下町出土1口 京都国立博物館 須恵器台付長頸壺
京都市西京区大枝塚原町出土1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器蓋杯
京都市西京区下山田出土1組 京都国立博物館 須恵器広口壺
兵庫県小野市焼山古墳群出土1口 須恵器大甕
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器広口壺
滋賀県大津市坂本本町杉生神社付近出土1口 京都国立博物館 須恵器高杯
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器脚付壺
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器はそう
出土地不明1口 京都国立博物館 須恵器提瓶
出土地不詳1口 京都国立博物館 須恵器 革袋形提瓶
伝滋賀県野洲市小篠原出土1個 京都・知恩院 須恵器骨蔵器
京都府福知山市梅谷出土1個 京都国立博物館 新羅陶質土器高杯
出土地不明2口 京都国立博物館 新羅台付広口壺
出土地不明1口 新羅印花文陶質土器椀
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器骨壺
出土地不明1口 京都国立博物館 新羅印花文陶質土器円底壺
出土地不明1口 新羅宝相華文塼
韓国慶尚北道慶州市出土1面 新羅古瓦類
韓国慶尚北道慶州市出土8点 京都国立博物館
日本の考古資料
2025年1月2日(木)~ 3月16日(日)
考古|3F-2展示室
日本の歴史をさまざまな考古資料からご紹介します。考古資料の多くは遺跡から出土したものです。祀りや儀式などに使う特別な道具もあれば、当時の人々が日常的に使っていた品々もあります。考古の展示を通して、その時代を生きた人々の暮らしや想いを身近に感じていただければと思います。
国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土
京都・崇道神社
- 展示作品リスト
-
指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド ナイフ形石器
奈良県二上山北麓遺跡群出土1括 同志社大学 黒耀石剥片・石核
北海道常呂郡置戸町置戸遺跡出土1括 同志社大学 深鉢
青森県八戸市南郷出土1個 京都国立博物館 深鉢
長野県飯田市風越遺跡出土1個 深鉢
東京都東久留米市出土1個 京都国立博物館 打製石器(石鏃・石錐・石匙ほか)
日本各地出土1括 磨製石斧
日本各地出土1括 京都国立博物館 骨角器(鹿角製銛・ヤス・釣針)
宮城県石巻市近辺出土1括 硬玉(ヒスイ)製大珠
出土地不明2個 注口土器
伝青森県出土1個 京都国立博物館 深鉢
埼玉県川口市石神貝塚出土1個 台付鉢
青森県北津軽郡板柳町土井遺跡出土1個 注口土器
青森県出土2個 京都国立博物館 御物石器
奈良市大森町出土1個 京都国立博物館 結髪土偶
出土地不明1個 壺形土器
広島県山県郡北広島町川井出土1個 重文 丹塗細頸壺
北部九州出土1個 文化庁 重弧文長頸壺
熊本県上益城郡御船町出土1個 京都国立博物館 石剣
西日本各地出土1括 石包丁
西日本各地出土1括 磨製石斧
西日本各地出土1括 銅鋤先
福岡県うきは市鳥越出土1個 京都国立博物館 重美 流水文銅鐸
京都府与謝郡与謝野町明石出土1口 京都国立博物館 重文 銅鐸
京都府与謝郡与謝野町比丘尼城出土1口 京都・梅林寺 重文 東之宮古墳出土品
愛知県犬山市東之宮古墳出土1括 京都国立博物館 重文 三角縁神獣鏡・三角縁盤龍鏡
大分県宇佐市赤塚古墳出土5面 京都国立博物館 金銅双龍環頭太刀柄頭
出土地不明1個 帯金式鋲留甲冑
京都府相楽郡和束町原山古墳出土1具 京都国立博物館 革綴短甲片
岡山県津山市奥の前1号墳出土
(展示期間:1月2日~2月24日)1括 津山市 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
奈良県高市郡明日香村飛鳥寺出土1個 京都国立博物館 素弁十葉蓮華文軒丸瓦
京都市北区北野廃寺出土1個 単弁八葉蓮華文軒丸瓦
奈良県桜井市吉備池廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府相楽郡精華町里廃寺出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 三重弧文軒平瓦
京都市伏見区法琳寺跡出土1個 蓮華文方形軒瓦
滋賀県大津市南滋賀廃寺出土1個 重弁八葉蓮華文軒丸瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 波状重弧文軒平瓦
滋賀県愛知郡愛荘町軽野塔ノ塚廃寺跡出土1個 国宝 金銅小野毛人墓誌
京都市左京区上高野出土1面 京都・崇道神社 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府木津川市恭仁宮跡出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
奈良市平城宮跡出土1個 複弁八葉蓮華文軒丸瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 均整唐草文軒平瓦
京都府京田辺市三山木廃寺出土1個 京都国立博物館 人面墨書土器
大阪府東大阪市近江堂出土1個 土馬
奈良県出土2個 京都国立博物館ほか 百万塔 2個 京都国立博物館 鳳馬狻猊八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 鳬雁八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 貼銀禽獣花文六稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 狩猟文鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 瑞花双鳳八花鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 月宮八稜鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
伝大阪府南河内郡太子町孝徳天皇陪塚出土
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 海獣葡萄鏡
出土地不明
(展示期間:2月26日~3月16日)1面 京都国立博物館 緑釉蓮華文軒丸瓦
京都市平安宮跡出土1個 重文 緑釉唐草文軒平瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鬼瓦
京都市平安宮豊楽院跡出土1個 重文 鬼瓦
京都市平安宮跡出土1個 京都国立博物館 鳳凰文鴟尾
伝京都市栗栖野瓦窯出土1個 軒丸瓦・軒平瓦
京都市南区西寺跡出土2個 緑釉把手瓶
奈良県御所市増出土1個 京都国立博物館 重文 緑釉骨蔵器
京都市山科区勧修寺北大日出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 寿永三年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒 建久七年銘
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 青銅経筒
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 銅円盤(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土2面 京都国立博物館 銅和鏡(経筒底)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1面 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 陶製甕(外容器)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1口 京都国立博物館 すり鉢
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 鉄刀子(納入品)
秋田県湯沢市松岡経塚出土3口 京都国立博物館 銅銭(洪武通宝)
秋田県湯沢市松岡経塚出土1個 京都国立博物館 馬町十三重石塔納入品
京都市東山区常磐町出土1括
画中詞—絵のなかのことば—
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
絵巻|2F-1展示室
絵巻は通常、物語の本文にあたる詞書(ことばがき)があって、そのあとに絵が付くという構成になっています。しかし、ときに絵の領域に語句や文章が書きこまれることがあって、これを「画中詞(がちゅうし)」と呼びます。画中詞は単なる絵の注記(人名や地名など)ということもありますが、マンガのように登場人物のセリフを表し、声が発せられる場面の臨場感を盛り上げる役割を果たすこともあるのです。今回は、画中詞を有する絵巻の代表的な作品を通して、絵とことばの関係を探ってみたいと思います。
重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上(部分)
京都・矢田寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 矢田地蔵縁起 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・矢田寺 重文 十二類絵巻 三巻のうち巻中 3巻のうち1巻 重文 福富草紙 二巻のうち巻上 2巻のうち1巻 京都・春浦院
涅槃図
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
仏画|2F-2展示室
釈迦は旧暦2月15日に涅槃に入ったとされ、2月15日もしくは新暦で調整した3月15日に涅槃会(ねはんえ)が行われます。その際に懸けられるのが、仏涅槃図です。大きな作品が多く、中には堂内に懸かり切らないほど巨大なものがあり、なぜ涅槃図にかほどの大きさが必要とされたかは、実は悩ましい問題です。最近は、バーチャルリアリティというか、見る人に自分もその場にいるような共感を持たせるためではないかと想像しています。鎌倉時代には、中国の新しい様式を取り入れた作品が激増しますが、これもその写実的な描写で臨場感を高めるためだったのでしょう。仏教の祖である釈迦は宗派を越えて尊信される存在であり、それが涅槃会を日本人に親しませるものとしたのでしょう。
仏涅槃図(部分) 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 重文 仏涅槃図 1幅 京都・百萬遍知恩寺 仏涅槃図 1幅 京都国立博物館 重文 仏涅槃図 1幅 徳島・高越寺 重文 仏涅槃図 1幅 滋賀・常楽寺
農耕の絵画
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中世絵画|2F-3展示室
農耕は古来、私たちの社会を支えてきた最も大切な営みの一つです。豊作への祈りとして、あるいは産業や風俗の記録として、農耕に関する絵は非常に早くから世に現れ、人々の関心を引いてきました。特に宋時代の中国では、稲作、養蚕、機織りといった農村の四季の作業をまとめた耕織図(こうしょくず)という画題が作られ、民を養うべき権力者の戒めとされました。中国の耕織図は中世の日本にももたらされて水墨画の重要なテーマとなり、室町時代以降、種々のアレンジを加えながら膨大な数が作られていきます。本展示では、戦国時代に画壇を制覇した狩野派の作品を中心に、農耕に関わる様々な絵をご覧いただきます。
耕作図屏風 元信印 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 耕作図屏風 元信印 6曲1隻 京都国立博物館 重文 四季耕作図 伝狩野之信筆 8幅 京都・大仙院 象耕鳥耘・山水図 元信印 3幅 神農図 月舟寿桂賛、元信印 1幅 京都国立博物館 神農図 1幅
画家のスケッチ
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
近世絵画|2F-4展示室
江戸時代の画家は、スケッチと呼べるものをかなりの数量残しています。現存遺品は、18世紀の写生画家円山応挙の登場を待つまでもなく、江戸時代初期の狩野派、さらには室町時代の画家にまでさかのぼります。スケッチされた対象は、動植物や風景だけでなく、画家が目にした古今の絵画なども多く含まれ、なかには「探幽縮図」のように鑑定に関するコメントが記されるものもあるなど、資料としての重要性は計り知れません。しかも、あくまでも画家自身のための手控えという性格ゆえに、そこには気負いのない軽やかで自由な筆の運びを見ることができ、本画とはまた違ったが味わいがあるのです。
2020年2月に開催したものの、コロナ禍のため2週間余りで終了した展示を再構成してお届けします。
重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち(部分)
尾形光琳筆 当館
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鳥類写生図巻 狩野派筆 1巻 京都国立博物館 重美 探幽縮図 草花生写図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 探幽縮図 鷹図巻 狩野探幽筆 1巻 京都国立博物館 白鷹図 伝徽宗筆 1幅 京都国立博物館
(柴田芳明氏寄贈)常信縮図 巻一 狩野常信筆 15巻のうち1巻 大黒天図 伝狩野元信筆 1幅 重文 鳥獣写生図巻 小西家伝来尾形光琳関係資料のうち
尾形光琳筆2巻のうち1巻 京都国立博物館 写生雑録帖 円山応挙筆 1冊 文晁墨宝 谷文晁筆 1巻 京都国立博物館
斉白石の絵画―須磨弥吉郎の蒐集品より
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
中国絵画|2F-5展示室
中国近代の巨匠である斉白石(せいはくせき、1864~1957)は、現在もたいへん人気のある画家です。簡潔な筆づかいと鮮やかな彩色の絵画はとても親しみやすく、一見すると簡単に描けてしまうように思えるかもしれません。しかしながら、長い研鑽の果てにたどり着いた白石の表現は、力強く自由な筆の動きから生まれ、的確な構図や色彩感覚によって、描かれた対象に瑞々しい生命感を与えており、容易には真似できない独自の感性にあふれています。
このたび、斉白石と直接の交友をもち、支援者となった外交官・須磨弥吉郎(1892~1970)の蒐集品の中から、選りすぐりの優品をご紹介します。
三餘図 斉白石筆 当館
- 展示作品リスト
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 鷹図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)鶴図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)大鶏小鶏図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館 揚春余楽図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)紅白菊花爛漫図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)宋法山水図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)楊辺孤行図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)漁村夕陽図 斉白石・雪庵瑞光筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)秋水鸕鷀図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)白菜図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)三餘図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)耳食図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)筆硯図 斉白石筆 1幅 京都国立博物館
(須磨弥吉郎氏収集・須磨未千秋氏寄贈)
京都の仏像・神像
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
彫刻|1F-1展示室
千年のみやこ京都では、いつの世にも仏像、神像がつくられてきました。残念ながら戦乱や天災などで失われてしまったものもありますが、今も数多くの像がつたえられています。弘法大師空海に代表される入唐僧によって中国より密教がもたらされた9世紀から、鎌倉新仏教と称されるあらたな仏教にもとづく造像まで、ひとくくりに仏像といっても、そのすがたはさまざまです。仏像のほか、神像、動物、高僧のすがたなど、さまざまな像が造られました。京都に伝えられてきたヴァラエティあふれる彫刻をご覧ください。
国宝 五智如来坐像 京都・安祥寺
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指定 作品名 員数 所蔵 音声ガイド 国宝 五智如来坐像 5躯 京都・安祥寺 重文 地蔵菩薩立像 院浄作 1躯 京都市 国宝 四天王立像のうち 多聞天立像 1躯 京都・浄瑠璃寺 金剛力士立像 2躯 京都・愛宕念仏寺 阿弥陀如来立像 1躯 京都・正法寺 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・白山神社 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 京都・勝龍寺 重文 善妙神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 白光神立像 湛慶作 1躯 京都・高山寺 重文 千観坐像 1躯 京都・愛宕念仏寺 深山正虎坐像 初代清水隆慶作 1躯 京都・市川車僧保存会 女神坐像 2躯 京都・市比賣神社 男神坐像 1躯 京都・薭田野神社 重文 獅子・狛犬 1対 京都・八坂神社
紺紙経―輝く仏の言葉―
2025年2月11日(火・祝)~ 3月23日(日)
書跡|1F-3展示室
紺紙経とは料紙を濃紺に染め、そこに金泥、銀泥、あるいは金銀泥で経文を書写したものです。釈迦の説法は「金口」「金言」と称えられますが、まさにそれを具現化したものが紺紙経です。金泥で書写した経文を輝かせるため、仕上げには猪の牙などで文字が磨かれました。平安時代に書かれた『栄花物語』にも、「経の御有様、えもいはずめでたし。あるは紺青を地にて、黄金の泥して書きたれば金泥の経なり」とみえます。紺紙経の、なんとも言えないめでたい有様をご堪能ください。
特別公開 名刀再臨 ─時代を超える優品たち─
2025年1月2日(木)~ 3月23日(日)
金工|1F-5展示室
この度、京都国立博物館は重要文化財の刀剣3口を含む貴重な文化財の寄贈と寄託を受けました。これら3口の重要文化財は、日本刀の主要産地である山城・備前・備中を代表する名工の作品であるにもかかわらず、いずれも半世紀近く一般