彫刻
秀麗な目鼻だちで、数の少ない衣文は整理されて滑らかである。頭部がやや大きいのに比して、膝張が少ないという独特のプロポーションに、やや古様を感じさせるところがあるが、洗練された像容から考えて、12世紀に入ってからの製作と思われる。
本像は、京都の南部、久御山町の雙栗(さくり)神社の神宮寺であった薬蓮寺に伝来したが、明治4年に近くの西林寺に移され、昭和46年に国有となったものである。
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