※画像をクリックまたはタップすると拡大画像が開きます。
彫刻
阿弥陀如来坐像(来迎印)あみだにょらいざぞうらいごういん
基本情報
- 1躯
- 木造漆箔(ヒノキ)
- 像高140.2cm
- 平安時代後期 12世紀前半
- 京都国立博物館(C甲21)
秀麗な目鼻だちで、数の少ない衣文は整理されて滑らかである。頭部がやや大きいのに比して、膝張が少ないという独特のプロポーションに、やや古様を感じさせるところがあるが、洗練された像容から考えて、12世紀に入ってからの製作と思われる。
本像は、京都の南部、久御山町の雙栗(さくり)神社の神宮寺であった薬蓮寺に伝来したが、明治4年(1871)に近くの西林寺に移され、昭和46年(1971)に国有となったものである。