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染織

けん陀穀糸袈裟(けんだこくしけさ)(絹綴〈きぬつづれ〉)

基本情報

  • 116.8×237.0cm
  • 唐時代(8世紀)
  • 京都 教王護国寺
  • 国宝

空海が入唐中に青竜寺の恵果(けいか)阿闍梨から授けられたと伝える袈裟で、『御請来目録』中にもその名が見える。けん陀は田相部にもちいられた木蘭色(もくらんじき)をさすといわれ、穀糸(こくし)は綴織(つづれおり)を意味する。
その田相部は紫、萌葱、黄、藍など濃淡10色ほどの色糸をまじえて、叢雲状の文様を織りあらわした綴錦で、紫の糸であたかも刺子(さしこ)したかのようにみえる部分もすべて綴織の技法で織り出している。叢雲状の文様や刺子風の施工は、袈裟本来の姿である糞掃衣(ふんぞうえ、使い捨てられたぼろ布を洗い清めて縫い綴った袈裟)を写したものであるが、ここではそれを丹念に綴織で製作して善美をつくしている。

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