これまでの特別企画・特集展示

特集展示 雛まつりと人形
2022(令和4)年2月19日(土) ~ 3月21日(月・祝)
3月3日の上巳の節供に雛人形を飾り女子の健やかな成長を祈る風習は、江戸時代に始まりました。本展では、雛人形の流行をたどります。ひときわ目を引くのは、御所を模した建物の中に内裏雛が並ぶ、御殿雛かざり。江戸時代後期に上方で流行した形式で、京都の旧家伝来品です。本年はさらに、雛飾りとともに伝来した雛食器をまとめて展示しています。小ぶりの食器には、どのようなご馳走が盛り付けられたのでしょう。
御所人形や賀茂人形といった各種の京人形とあわせ、かつての上方の晴れがましい雛の世界をご堪能ください。
特集展示 後期古墳の実像 ─播磨の首長墓・西宮山古墳─
2022(令和4)年1月2日(日) ~ 2月13日(日)
兵庫県たつの市西宮山古墳は横穴式石室をもつ前方後円墳で、後期古墳のほとんどが後世の盗掘で実態が不明な中で充実した内容の副葬品で知られています。この度、令和元年度京都国立博物館 考古資料相互活用促進事業で、さらに地元保管や個人蔵の写真・資料等の存在が明らかになりました。
本展示は京都国立博物館・たつの市立龍野歴史文化資料館等の所蔵資料と共同研究の成果をあわせて展示し、従来知られていなかった地方有力首長墓の実像を紹介します。また、日本古代国家形成期終盤の古墳時代後期における播磨地域の歴史的位置と中央-地方の関係を考えます。
新春特集展示 寅づくし─干支を愛でる─
2022(令和4)年1月2日(日) ~ 2月13日(日)
新春恒例、干支がテーマの特集展示です。2022年の干支、寅(虎)にちなんで、可愛い虎、強そうな虎、リアルな虎など、博物館に生息するいろいろな虎が大集合!ぜひ会場でお気に入りを見つけてください。子どもから大人まで、幅広い層に楽しんでいただきたい展示です。
特集展示 新収品展
2022(令和4)年1月2日(日) ~ 2月6日(日)
京都国立博物館では展示や研究に活用するために、美術品や文化財を計画的に購入しています。また個人や団体のご厚意によって貴重な作品をご寄贈いただくことがあります。今回の新収品展では令和元年度から2年度(2019~2020)にかけて当館が新たに収集した絵画・書跡・染織・漆工・金工・陶磁など様々な分野の作品約40件を展示いたします。博物館の新たなコレクションをゆっくりとご鑑賞下さい。
特別企画 オリュンピア × ニッポン・ビジュツ
2021(令和3)年6月5日(土) ~ 7月4日(日)
本展は、多神教を奉じた古代ギリシア世界と、日本の信仰風習とを対比させながら、当館収蔵の名品をお楽しみいただく企画です。
オリュンピアは、ギリシアの神々を統べる主神ゼウスを祀る特別な神域でした。そのオリュンピアで4年にいちど開かれる競技大会は、ギリシア全土に知られた重要な祭典でした。選手たちは、栄誉のために心身を鍛えあげ、神前に臨みました。ひとたび勝利すれば、連日の祝宴に酔いしれ、自身の肖像を神域に奉納する権利を手にし、地元では生涯にわたって好待遇を得ました。日本でも神々を祀り、神前で技を競い、心身を鍛えて、勝利を祝い、神々とともに宴を楽しみました。
日本美術の初心者にも上級者にも思いがけない発見の場となり、古代オリンピックに親しむ機会ともなれば幸いです。
特集展示 雛まつりと人形
2021(令和3)年2月9日(火) ~ 3月7日(日)
江戸時代以前、人形は感染症から人々を守る力があるとも考えられていました。そこで本年は、恒例となっている関西風の御殿雛飾りに至る雛人形の歴史と、各種の京人形の展示に加え、江戸時代の人々が疱瘡(天然痘)が軽くすむことを願い飾った「猩々(しょうじょう)人形」を紹介いたします。新型コロナウイルスへの警戒もあって、例年のように心浮き立つ気分にはなれない本年の雛まつりではありますが、猩々人形の力を借りて、感染症の収束を祈りたいと思います。
仏教美術研究上野記念財団設立50周年記念 特別企画
新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─
2021(令和3)年2月2日(火) ~ 3月7日(日)
創業期の朝日新聞社長で、「有竹」の号をもつ上野理 一氏(1848~1919)は、日本と中国の美術品収集で名を はせた稀代のコレクターでもありました。昭和45年(1970) にご子息の精一氏の尽力により立ち上げられた仏教美術 研究上野記念財団の設立50 周年を記念して、当館が 受贈した中国の書画を中心に、理一氏がかつて収集した 日本の書画の名品もあわせて展示いたします。
日本書紀成立1300年記念 特集展示
国宝「日本書紀」と東アジアの古典籍
2021(令和3)年2月4日(木) ~ 2月28日(日)
『日本書紀』は、わが国における最初の勅撰国史として、養老4年(720)5月21日に完成、奏上されました。令和2年(2020)は、成立から1300年という節目の年にあたり、これを記念して開催する特集展示となります。「古典籍」とは、古い時代に書写、あるいは印刷された和書・漢籍・仏典などの書籍をさします。京都国立博物館の所蔵する「岩崎本」「吉田本」という、国宝に指定される二つの「日本書紀」を中心に、時代を超えて受け継がれた、日本・中国・朝鮮半島の優れた古典籍をご覧ください。
文化財保存修理所開所40周年記念 特別企画
文化財修理の最先端
2020(令和2)年12月19日(土) ~ 2021(令和3)年1月31日(日)
京都国立博物館文化財保存修理所は、指定文化財を安全に修理することを目的とし、1980年7月に設置されました。
公営修復施設としては日本で初めてのものであり、2020年には開所40周年を迎えました。これを記念し、近年の修復成果の中でも新発見をともなう、特に注目される作例を厳選し、展示いたします。

新春特集展示 丑づくし─干支を愛でる─
2020(令和2)年12月19日(土) ~ 2021(令和3)年1月31日(日)
牛(丑)と人類のつき合いは古く、約1万年前から犬・ 山羊・羊・豚に次いで家畜化されました。古代中国の 漢代では富の象徴として表現され、古代東アジアでは 十二支の一つになります。
日本には古墳時代に伝来し、牛耕や運搬などが本格 化した平安時代には神の使者や乗り物としても表現 されます。中世には農村風景の一部となり、神仏とも 結びついて庶民にも信仰が拡がりました。
一方、古代・中世の禅宗では、悟りの世界を象徴する 存在として描かれ、江戸時代以降には溢れる生命力な どの表現も生まれました。
特集展示 雛まつりと人形
2020(令和2)年2月15日(土) ~ 2月26日(水)
春の足音が近づき、今年もまた、雛の季節を迎えました。
内裏雛とも呼ばれるように、雛人形のモデルとされたのは、天皇と皇后の姿です。本年の「雛まつりと人形」では、令和という新たな御世のはじまりを祝し、雛人形として表現された天皇と皇后の姿の移り変わりに注目します。江戸時代に流行した各種の雛人形、多彩な京人形とともに、みやこを中心に育まれた人形文化の諸相をご覧ください。
特集展示 神像と獅子・狛犬
2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月26日(水)
われわれのご先祖さまは、神さまをどのような姿と考えていたのでしょうか。今にのこる神々の像は、貴族のような姿のものあり、甲冑をまとって怒りの表情のものあり。さまざまな姿をしています。神様をまもる獅子・狛犬も、たとえば平安時代後期のものは穏やかで、それが鎌倉時代になると荒々しくなるというように、時代によってその姿は変化します。仏教像とは一味違った神像、どこか愛らしい獅子・狛犬たち、どうぞご覧ください。
新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─
2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
干支の先頭、鼠は、ともすると穀物の蔵を荒す嫌われ者。なぜ多くの美術品に愛らしく描かれるのでしょう。
ひとつには大黒さんの使いとして好印象を得たからです。はじめは鼠が助けたことのある日本の神様、大国主(おおくにぬしの)神(かみ)とコンビでしたが、インドから大黒天がやってくると「大黒」と「大国」が一体化し、その富と豊穣の神様の使いに納まりました。多産の鼠には子孫繁栄の願いも託されます。江戸時代にはペットとしての人気も博し、珍種を得るための交配の手引き書も刊行され、人に懐く鼠も作り出されました。
身近な小動物であり、神様の使いで子宝の象徴でもある鼠たち。正月子日の行事をあつかう『源氏物語』の「初音(はつね)」を含め、子づくしの美術をお楽しみください。
特集展示 京都御所障壁画 紫宸殿
2020(令和2)年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
紫宸殿は、内裏(現在の京都御所)の諸殿舎のなかでも最も格式が高い御殿です。古くは日常政務の場でしたが、やがて即位や大嘗会(だいじょうえ)などの重要な儀式も行われるようになりました。
その紫宸殿にある高御座後方に立てられるのが、賢聖障子(けんじょうのしょうじ)です。獅子狛犬と負文亀(ふぶんき)、そして中国殷代から唐代にいたる賢臣32人が描かれるもので、平安時代にさかのぼる歴史があります。
現在の京都御所障壁画の多くは、安政2年(1855)の再建時に新調されましたが、賢聖障子は寛政4年(1792)に制作されたものが残っています(一部に後補あり)。今回の特集展示は、この賢聖障子が9面すべて公開されるたいへん貴重な機会です。
ICOM京都大会開催記念 特別企画
京博寄託の名宝 ─美を守り、美を伝える─
2019(令和元)年8月14日(水) ~ 9月16日(月・祝)
2019年9月、日本で初となるICOM(アイコム)こと国際博物館会議の世界大会が、京都の地で行われることになりました。京都国立博物館ではそれを記念した展覧会を開催します。「京博寄託の名宝」展では、京都国立博物館に収蔵される6200余件もの寄託品の中から、選りすぐりの名品を展示いたします。一昨年の「国宝」展に勝るとも劣らない美の極致を、ぜひご鑑賞ください。
特集展示 赤ってじつはどんな色?
2019年7月2日(火) ~ 8月12日(月・休)
赤色は、わたしたちにとって身近な色のひとつです。むかしの人も赤でさまざまなものをかざっていました。しかし、そこには今ではわすれられてしまった意味がこめられていたのです。この展示では、むかしの美術品を通して、赤色にこめられた人々の思いやむかしの人の色のセンスを感じてみたいと思います。夏休みのお子さまにも楽しんでいただける展示です。身近な色をきっかけに作品を楽しく鑑賞してみましょう。
特集展示 新収品展
2019年7月2日(火) ~ 8月4日(日)
京都国立博物館では毎年、展示や研究に活用するため、美術品・文化財を計画的に購入しています。また、個人の方からの厚意により、作品を寄贈いただくこともあります。今回の新収品展では、2017~2018年度に当館が新たに収蔵した美術品・文化財のなかから、工芸分野の陶磁、染織、漆工作品を中心に、約70件をご覧いただきます。
特集展示 雛まつりと人形
2019年2月13日(水) ~ 3月17日(日)
雛まつりの起源のひとつは、3月のはじめに行われる禊(みそぎ)の行事である上巳(じょうし)の節供です。そこでは、日常生活の中で人間につく穢(けが)れを移すために人形(ひとがた)が用いられました。この行事がやがて、人形遊びで用いる人形と結びつき、江戸時代には座敷に飾りつける雛人形や雛段へと発展したと考えられています。
当館恒例の特集展示「雛まつりと人形」では、御殿飾り雛を中心に、江戸時代に流行した各種の雛人形を揃え、その変遷をたどります。あわせて、嵯峨人形・御所人形・賀茂人形と、京都の地名を冠した各種の京人形を通して、みやこで育まれた人形文化の諸相を紹介します。
日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画
中国近代絵画の巨匠 斉白石
2019年1月30日(水) ~ 3月17日(日)
本年度は、日中平和友好条約の締結から40周年の節目にあたります。これを記念し、中国・北京画院が所蔵する、中国近代水墨画を代表する画家である斉白石(1864~1957)の名品を一堂に展示します。
斉白石は、若き頃、故郷の湖南省湘潭での大工仕事で培った、華やかな色彩と簡潔で力強い墨線の画を得意とし、素朴な描写のなかに、かわいらしさとユーモアがあふれています。晩年に「人民芸術家」の称号が授けられ、現代の中国では誰もが知っている大画家ですが、一方で造形美を追求した孤高の画家でもありました。
北京画院は1957年に成立した、中国で最も古く、規模の大きな美術アカデミーの一つです。初代名誉院長に斉白石を迎え、その名品を多く所蔵することでも知られています。
今日の中国で最も愛されている画家、斉白石の魅力をこの機会にご堪能ください。
特集展示 初公開!天皇の即位図
2019年1月30日(水) ~ 3月10日(日)
寛文3年(1663)、後西天皇が譲位し、後水尾天皇の第十九皇子・識仁親王(さとひとしんのう)が受禅、霊元天皇として即位します。近年、この譲位と即位の儀式を描いた珍しい屏風絵が発見されました。その屏風は、京狩野第三代の狩野永納(1631~97)が描いたもので、右隻に即位、左隻に譲位の様子が描かれています。人物や建物には多くの注記が付されており、高い資料的価値を有する注目すべき作品です。
この屏風を初公開するとともに、関連する資料をあわせて展示し、当時における天皇の譲位と即位に関わる儀式について考えます。
特集展示 美麗を極める中国陶磁
2018年12月18日(火) ~ 2019年2月3日(日)
平成24年に、清朝陶磁を中心とした中国美術の蒐集家である松井宏次氏より、陶磁59件、考古13件、彫刻2件の計74件を一括でご寄贈いただきました。今回は、その受贈を記念し、ご寄贈いただいた作品を一堂にご紹介します。
今回の展覧会では、中国美術全般に興味を持って蒐集された松井コレクションの全容をご紹介するとともに、ご寄贈いただいた作品の中核をなす清朝陶磁をはじめとした中国陶磁の形状の豊かさや色彩の美しさを感じていただきたいと思います。 また、中国陶磁だけでなく、あわせて展示する青銅器や金属工芸、彫刻などもご覧いただき、中国美術における造形美について触れていただく機会になればと思います。
新春特集展示 亥づくし─干支を愛でる─
2018年12月18日(火) ~ 2019年1月27日(日)
新春特集展示「干支を愛でる」。2019年は亥年ということで「亥づくし」。猪にまつわる名品を展示いたします。
当館では明治34年(1901)丑年より同43年(1910)戌年まで、干支にちなんだ展示が行われていました。丑→寅→卯→辰→巳→午→未→申→酉→戌。そうです。実は「猪」をテーマとする展示は、この度が初めてとなります。京博初の亥づくし。お気に入りの猪の名品と出逢う機縁となりましたら幸いです。
特集展示 京の冬景色
2018年12月18日(火) ~ 2019年1月27日(日)
四季に恵まれた日本の自然は、その季節ごとにさまざまな表情を見せてくれます。桜、新緑、紅葉など、季節を彩る豊かな色彩が、見慣れたはずの景色に新鮮な趣を添えるさまはまことに目に楽しいものです。
一般的には観光のオフシーズンとされ、底冷えのする冬の京都には、しかしこの季節ならではの景色があります。 特に、市内でも北部や山沿いでは雪が積もりやすく、雪化粧という言葉そのままに、真白な雪は美しい景色をさらにも美しく磨き上げてくれるのです。 そんな魅力的な京都の冬景色が描かれた作品をご覧いただこうという特集展示です。
特集展示 百萬遍知恩寺の名宝
2018(平成30)年8月7日(火) ~ 9月9日(日)
京都市左京区にある知恩寺は浄土宗宗祖・法然上人開基の七大本山の一つです。第二世・源智上人が「知恩寺」と名づけました。浄土宗ゆかりの名品を数多く所蔵し、「蝦蟇鉄拐図」をはじめ中国美術の優品もあります。当館では、近年、知恩寺のご協力のもと所蔵文化財の悉皆調査を実施してきました。当館の学術調査の成果をもとにした本展をとおして、京都に根差した浄土宗美術の精華をご覧いただければ幸いです。
特集展示 謎とき美術!最初の一歩
2018(平成30)年7月21日(土) ~ 9月2日(日)
お寺の襖に描かれた龍や虎、着物にデザインされた松竹梅など、京都の街なかでもよく見かける、あの生き物や植物には、どんな意味が込められているのでしょう。お子さまや海外からお越しの方など、初めて日本美術にふれる方におすすめの展示です。謎解きをしながら、美術を楽しんでみましょう。
特集展示 新収品展
2018(平成30)年6月12日(火)~ 7月16日(月・祝)
平成22(2010)年から平成29(2017)年3月末までに当館が収集した美術品・文化財の一部を展示します。
当館では旧平常展示館建替などのため、購入やご寄贈によって収蔵品となった作品を、まとまったかたちでお見せする機会がありませんでした。このたび満を持して、当館の新たな宝をご紹介いたします。なんといっても7年分ですから、盛り沢山の内容です。国宝「漢書楊雄伝第五十七」や、尾形光琳と乾山の合作である重文「銹絵寒山拾得図角皿」など、バラエティに富んだ名品の数々をお楽しみください。
特集展示 雛まつりと人形
2018(H30).2.20(火) ~ 2018(H30).3.18(日)
 3月3日の雛まつりは古くから行われているように思われがちですが、人形を飾ってこの日を祝うようになったのは、江戸時代の初めとされています。当時の雛人形には、その時代の元号を冠して呼ばれる寛永雛(かんえいびな)・享保雛(きょうほびな)や、考案した人形師の名に由来するという次郎左衛門雛(じろざえもんびな)、江戸で誕生した古今雛(こきんびな)、公家の装束を正しく写した有職雛(ゆうそくびな)などがありました。この特集展示では、各種の雛人形が勢ぞろいします。また、嵯峨人形・御所人形・賀茂人形・伏見人形と、京都の地名を冠した各種の京人形を通して、みやこで育まれた人形文化の諸相を紹介します。
特別企画 貝塚廣海家コレクション受贈記念 豪商の蔵─美しい暮らしの遺産─
2018(H30).2.3(土) ~ 2018(H30).3.18(日)
 廣海家は、大阪府貝塚市の旧商家。米穀の廻船問屋として天保6年(1835)に開業し、肥料商、株式投資、銀行経営などで財をなし、地域の近代産業の発展に寄与しました。その広大な敷地には、間口約34mの巨大な町屋、茶室、4棟の土蔵がならびます。この蔵に眠る大量の書画、茶器、調度が、当館に寄贈されました。秀吉の書状をはじめ、伊藤若冲、司馬江漢、柴田是真の作品など、商家の暮らしのなかで使われてきた品々をお披露目します。
特集展示 御所文化を受け継ぐ─近世・近代の有職研究─
2017(H29).12.19(火) ~ 2018(H30).1.28(日)
 平安時代に頂点を迎えた御所を中心とする公家文化は、社会の変動や応仁の乱をはじめとする内戦によって、次第に簡略化へと向かいました。それが復興へと向かうのは、世相が落ち着く江戸時代に入ってからです。それ以降、理想の時代の再現をめざして、さまざまな研究が重ねられました。京都国立博物館が所蔵する御所旧蔵の作品群を中心に、近世・近代の御所文化再興の様相を振り返ります。
新春特集展示 いぬづくし─干支を愛でる─
2017(H29).12.19(火) ~ 2018(H30).1.21(日)
 干支にちなんだこの特集展示、平成28年の申年の展示より継続していますが、実は明治34年から同43年まで続けられていたことはご存知でしょうか。古くて新しいこの企画、平成30年は犬を特集テーマといたします。明治43年が戌年でしたから。京都国立博物館120年の歴史の中で二度目の展示となります。
 社会性が高く古くから人間に愛されてきた、犬と人とのかかわりに思いを馳せていただければ幸いです。
特集展示 大政奉還150年記念 鳥羽伏見の戦い
2017(H29).7.25(火) ~ 2017(H29).9.3(日)
 大政奉還の二月余り後、旧幕府軍と薩摩藩中心の朝廷側の軍とが、京都南郊の鳥羽街道上で激突しました。慶応四年(一八六八)一月三日夕刻のことです。その砲声を聴いた伏見でも会津藩兵と薩長兵との戦闘が始まりました。鳥羽伏見の戦いです。戦争は錦御旗を掲げた薩長側の勝利に終り、明治維新の方向性が定まったとされます。
 この展示では、戊辰戦争の端緒となったこの戦いの様子を、残された記録や瓦版・錦絵・軍旗などを通じて紹介します。
特集展示 京都水族館連携企画 京博すいぞくかん ─どんなおさかないるのかな?
2017(H29).7.25(火) ~ 2017(H29).9.3(日)
 この夏(平成29年)、収蔵品の中にすむ水の生き物が大集合して、京都国立博物館に「すいぞくかん」が現れます!京都水族館と連携した、京博はじめての子ども向け展示です。人間は魚たちと、どんなふうに関わってきたのでしょう。私たちは水の中にどんな世界を想像してきたのでしょう。おなじみの魚から伝説の水の生き物まで、博物館に生息するたくさんの魚たちが、あなたをお待ちしています。暑い夏、一緒に水中の世界を楽しんでみませんか?
特集展示 古書画へのまなざし ─伴實コレクション─
2017(H29).6.13(火) ~ 2017(H29).7.23(日)
 当館は昨年度(平成28年度)、伴實氏が生涯にわたり蒐集した古書画47件を、ご遺族の方よりご寄贈いただきました。伴氏は商売を営むかたわら、50年ちかくも自らマーケットに足を運び、おもに古文書を中心として、眼鏡に適ったもののみを集め続けました。確固たる信念に基づき入手した作品には、自分好みの表具をほどこすなど、氏の注いだ温かいまなざしに溢れています。今回の展示では、古美術を愛する真の「コレクター」であった伴實氏が蒐集した古書画のなかから、代表的な作品を紹介いたします。
特集展示 名刀聚英 ─永藤一の愛刀─
2017(H29).6.13(火) ~ 2017(H29).7.17(月)
 関西の刀剣界において、昭和の名コレクター、永藤一(ながふじかず)氏の名はまず第一に挙げられるものでしょう。永氏は医学博士として製薬会社で活躍し、業界に認められた存在であるとともに、稀代の愛刀家としても広く知られていました。この展示では、永藤一氏の蒐集した名刀の数々を一堂に展示し、同氏の刀剣に対する深い見識と研ぎ澄まされた感性、そして慈しみのまなざしを感じていただきたいと思います。
特集陳列 雛まつりと人形
2017(H29).2.18(土) ~ 2017(H29).3.20(月)
 雛まつりは古くから行われているように思われがちですが、人形を飾ってこの日を祝うようになったのは、江戸時代の初めとされています。当時の雛人形には、その時代の元号を冠して呼ばれる寛永雛(かんえいびな)・享保雛(きょうほびな)や、考案した人形師の名を付けたという次郎左衛門雛(じろざえもんびな)、江戸で誕生した古今雛(こきんびな)、公家の装束を正しく写した有職雛(ゆうそくびな)などがありました。この特集陳列では、各種の雛人形が勢ぞろいします。また本年は、明治時代の宮中の洋装化にならって製作された、洋装の御殿飾り雛を展示します。雛人形を中心に、嵯峨人形、御所人形、賀茂人形と、各種の京人形が集うこの展示で、一足早い春の訪れを感じてください。
特別公開 修理完成記念 鳥取・三佛寺の蔵王権現立像
2017(H29).1.17(火) ~ 2017(H29).2.19(日)
 鳥取県三朝町に位置する三徳山三佛寺は、奈良時代の慶雲三年(706)に役行者によって開かれたと伝える、鳥取県を代表する古刹のひとつです。そそり立つ岩山に築かれた国宝・奥之院は投入堂として有名で、かつてここには多数の蔵王権現が祀られていました。現在は、そのうちの正本尊と脇本尊、計7躯が麓の宝物殿に安置されています。いずれも国の重要文化財に指定されていますが、そのうちの2躯について、今年度、京都国立博物館内に設けられた文化財修理所にて修理がおこなわれました。このたび、その修理の完了を記念して、特別に脇本尊1躯を公開します。この機会にぜひご覧ください。
特集陳列 皇室の御寺 泉涌寺
2016(H28).12.13(火) ~ 2017(H29).2.5(日)
 京都の東山に壮大な伽藍をかまえる泉涌寺は、いまから800年ほどまえ、俊芿(しゅんじょう、1166~1227)により開創されました。寺名の由来は、境内の一角から清水が涌き出たことによるといいます。朝野の崇敬をうけるなかでも、「御寺」の名が示すように、とりわけ皇室とのつながりが深いことで知られています。この展示では、書跡・絵画・彫刻・工芸品など、さまざまな作品を通じ、泉涌寺の育んだ長い歴史を紹介いたします。
新春特集陳列 とりづくし─干支を愛でる─
2016(H28).12.13(火) ~ 2017(H289).1.15(日)
 平成29年(2017)の干支である酉(とり)にちなんで、鶏や鳥にちなんだ美術作品を特集します。夜明けを知らせる鶏は古くより「陽鳥」として尊ばれてきました。また、多種多様な鳥類の美しい姿は東洋美術の主要な画題として発展し、花鳥画という一大ジャンルを形成します。開館120年を迎える京都国立博物館のさらなる飛翔に向けて、鳥たちの羽ばたく華麗な世界をお楽しみください。
特集陳列 生誕300年 伊藤若冲
2016(H28).12.13(火) ~ 2017(H289).1.15(日)
 18世紀の京都で活躍した伊藤若冲(1716~1800)は花鳥画を多く描いた人で、とりわけ鶏はその代名詞ともいえる得意画題でした。しかし、若冲は少ないながら人物画も手がけており、精細な描写から力強く大胆な筆墨まで表現の幅も多様です。生誕300年を迎え各地で大規模展が開催されますが、本展ではそこで展示されない作品をまじえながら若冲の魅力をご紹介します。
絵付けの美 長崎・亀山焼
2016(H28).10.15(土) ~ 11.27(日)
 文化4年(1807)、長崎港を一望できる風頭山中腹に開窯した亀山焼は、発色の美しい呉須で、中国趣味の絵付けの施した染付磁器を生産したことで名高いやきものです。半世紀ほどの短い操業でありましたが、日用品から硯や水滴などをはじめとした文房具に至るまで、多種多様な製品が作られています。
 この特集陳列では、長崎歴史文化博物館、佐賀県立九州陶磁文化館の協力を得て、特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」にちなみ、龍馬が活躍した地である長崎で花開き、龍馬も愛用した、亀山焼の魅力について紹介します。
特集陳列 生誕300年 与謝蕪村
2016(H28).8.23(火) - 10.2(日)
 生誕300年という節目を記念して、画俳両道にわたる与謝蕪村(1716~83)の魅力をご紹介いたします。
摂津国毛馬村(現在の大阪市都島区)に生まれた蕪村は、20歳前後で江戸へ出て画俳を学び、俳人・夜半亭宗阿(早野巴人)の門をたたきます。師の没後は東北地方などを放浪したのち、35歳を過ぎてからようやく京都に居を定めました。その後も丹後や讃岐へと赴いており、腰を落ち着けたのは没するまでの15年ほどの間です。
 代表作と呼ばれる絵画作品のほとんどが晩年作であることからも分かるように、こと絵画の制作に関して蕪村は晩成の人でした。明・清時代の絵画にならったいかにも中国風の作品や、当時の狩野派に学んだいささか硬い線描を見せる作品など、比較的初期の作品に比べると、晩年作との大きな開きに驚かされます。中国絵画を自己の様式へと見事に消化した山水図、あるいは俳諧的機知を盛り込んだ親しみやすく洒脱な俳画は、蕪村藝術の真骨頂を示しているでしょう。
 丹後時代・讃岐時代・晩年作と、多岐にわたる蕪村作品をコンパクトかつ濃密にお楽しみください。
特集陳列 丹後の仏教美術
2016(H28).7.26(火) - 9.11(日)
 海と山に囲まれ、明るく澄んだ風光に恵まれた土地――丹後。京都府北部に位置するこの地域は、日本海を挟んで大陸と近く、都との関係も密接で、古代より人と文物の交流が盛んでした。そのため、歴史を通じて重要な寺社が営まれ、豊かな信仰や優れた宗教美術が育まれてきました。
 今回の展示では、丹後地域の寺社に伝来した貴重な絵画や工芸品、彫刻を特集します。とくに注目は、京丹後市縁城寺の本尊、千手観音立像(重要文化財・平安時代)です。秘仏のため、普段は拝観することができません。この機会にぜひご観覧ください。その他にも、重要文化財を含む多くの古像や、仏画、絵巻物などを一堂に集めます。
 昨年には京都縦貫自動車道が全線開通し、市街とのアクセスがより便利になった丹後の地。これから、ますます多くの方が訪れることでしょう。この機会に、「海の京都」丹後に秘められた信仰と歴史のおもしろさを、ぜひ味わっていただきたいと思います。
徳川家康没後四百年記念 徳川将軍家と京都の寺社─知恩院を中心に─
2016(H28).6.14(火)- 7.18(月)
 戦国の覇者として江戸幕府を開いた徳川家康は、元和2年(1616)4月17日に75才でその生涯を閉じました。関西では家康のライバルであった豊臣秀吉の人気が高いのですが、徳川将軍家が新しい秩序の支配者として京都の寺社を保護したことは忘れてはならない歴史的事実です。本展では、2014年に重要文化財に指定された徳川家康・秀忠坐像(知恩院蔵)を公開し、知恩院を軸としてその知られざる歴史をご紹介します。
特集陳列 雛まつりと人形
2016(H28).2.27(土)- 3.21(月)
 雛まつりは古くから行われているように思われがちですが、人形を飾ってこの日を祝うようになったのは、江戸時代の初めとされています。当時の雛人形には、流行したと考えられる時代の元号を冠して呼ばれる寛永雛(かんえいびな)・享保雛(きょうほびな)や、考案した人形師の名を付けたという次郎左衛門雛(じろざえもんびな)、江戸で誕生した古今雛(こきんびな)、公家の装束を正しく写した有職雛(ゆうそくびな)などがあります。この展示では、各種の雛人形が勢ぞろいします。雛人形の変遷をご覧ください。あわせて、現代では見られなくなった、御殿の中に内裏雛や官女を飾る、関西風の御殿飾り雛をご紹介します。かつての華やかな雛の節供の姿をお楽しみください。
特集陳列 獅子と狛犬
2015(H27).12.15(火)- 2016(H28).3.13(日)
 獅子、狛犬ともに百獣の王ライオンの姿を写したもので、頭上に一本の角のある方を狛犬、無い方を獅子と呼びます。エジプト、中東地域では写実的なライオンの像が造られましたが、生息地から遠く離れた中国では姿が変わって唐獅子となり、それが日本に伝わりました。平安時代以降神社や寺院の入り口、あるいはお堂に置かれ、境内や神仏の像を守護する役を担ったのです。10余対の獅子・狛犬を並べた空間をおたのしみください。
特集陳列 皇室ゆかりの名宝
2016(H28).1.26(火)- 2.21(日)
 千年の都・京都には、華やかな王朝文化が花開き、現在でも皇室ゆかりの寺院が多数存在します。とりわけ、皇子女や摂家の子女が入寺した門跡寺院は高い格式を誇り、今日に宮廷文化の余風をとどめています。
この特集陳列では、歴代天皇や王朝に仕えた貴族たちの肖像画、天皇自らの手による宸翰、門跡寺院に伝わった仏画、伽藍を飾る障壁画をご紹介いたします。そのほか、理想とされた中国皇帝の絵画や、煌びやかな帝の行幸を描いた屏風、宮中のくらしを彩った工芸品の数々もお楽しみください。
特集陳列 刀剣を楽しむ─名物刀を中心に─
2015(H27).12.15(火)- 2016(H28).2.21(日)
 この特集陳列では、京都の古社寺に伝来した名物刀剣の全てを一挙公開し、数奇な運命に翻弄されながらも時代を生き抜いた名刀の数々を紹介いたします。史上初となる、源氏一門の重宝「髭切」(「太刀 銘国綱」 北野天満宮蔵)と「膝丸」(「太刀 銘□忠」 大覚寺蔵)の同時展示をはじめとし、後鳥羽上皇が御自ら手がけたとされる太刀「菊御作」、斬りつけた真似をするだけで相手の骨が砕けるという伝説を持つ「薙刀直シ刀(名物骨喰藤四郎)」(豊国神社蔵)、桶狭間の戦いで織田信長が得た「刀(名物義元左文字)」(建勲神社蔵)、坂本龍馬の愛刀「刀 銘吉行」など、ドラマティックな歴史を持つ名刀の数々をご紹介します。作品に秘められた歴史とあわせて、奥深い刀剣の美の世界をお楽しみください。
新春特集陳列 さるづくし―干支を愛でる─
2015(H27).12.15(火)- 2016(H28).1.24(日)
 ニホンザルは、古くより日本人にとって身近な動物でした。そのため、さまざまな文化と深い関わりをもち、多くの作品にその姿が表されてきました。江戸時代には、伊藤若冲、曾我蕭白、長澤蘆雪といった錚々(そうそう)たる絵師が個性豊かな猿を描いています。とくに今回の展示では、生命感あふれる猿の姿を描き出し名手と謳われた森狙仙(そせん)の作品もご覧いただけます。さらに、日本では見ることが難しかったテナガザルのほほえましい姿を描いた中世水墨画の名品や、物語に猿が登場する絵巻物、斬新なデザインの根付などが一堂に会します。日本や中国において親しまれてきた猿の多彩なイメージをぜひお楽しみください。
特別展観 第100回大蔵会記念 仏法東漸―仏教の典籍と美術─
2015(H27).7.29(水)- 9.6(日)
大蔵会(だいぞうえ)は、仏教にかんする典籍の展観を中心とした仏教行事です。大正4年(1915)、大正天皇の即位式を記念して始まって以来、毎年開催され、今年は100回目という大きな節目を迎えることになりました。これを記念して、平成知新館を会場に大規模な展観を開催いたします。仏教経典の総集である「大蔵経(一切経)」の歴史を現存する遺品から紐解くとともに、関連する書跡、絵画や工芸品もあわせて紹介いたします。
特集陳列 日本の仮面 人と神仏、鬼の多彩な表情
2015(H27).6.9(火)- 7.20(月・祝)
京都周辺の社寺に伝来した仮面35面を展示します。東寺の五重塔供養法会で用いられた十二天面(平安時代)、八部衆面(鎌倉時代)、丹後国分寺で追儺会に登場した毘沙門天面(鎌倉時代)、神社に伝来した能狂言面(室町~江戸時代)などです。仮面は儀礼や芸能に使用するための道具ですが、それぞれ造られた時代の造形の特徴が現れています。その多彩な表情をご覧ください。
特集陳列 葵祭の美術-千年の伝統-
2015(H27).4.21(火)- 5.31(日)
祇園祭・時代祭と並んで京都三大祭と称される葵祭。正式には賀茂祭と言われ、下鴨神社(賀茂御祖神社)と上賀茂神社(賀茂別雷神社)の例祭として執り行われます。 平安時代に宮中から勅使が派遣される勅祭となり、当時「祭」と言えば葵祭を指したほどでした。現在では石清水祭、春日祭と並ぶ三勅祭の一つとして、平安の雅を今に伝えています。身分の上下を問わず愛され、日本の文学や美術に限りないインスピレーションを与えてきた葵祭。千年を経た今も、変わらず行われる祭りと合わせて、往時のひとびとが愛した葵祭の姿をお楽しみください。
特集陳列 雛まつりと人形
2015(H27).2.21(土)- 4.7(火)
雛まつりは古くから行われているように思われがちですが、人形を飾ってこの日を祝うようになったのは、江戸時代の初めとされています。当時の雛人形には、その時代の元号を冠して呼ばれる寛永雛・享保雛や、考案した人形師の名を付けたという次郎左衛門雛、江戸で誕生した古今雛、公家の装束を正しく写した有職雛などがあります。この展示では、各種の雛人形が勢ぞろいし、雛人形の変遷がご覧いただけます。
特別展観 天野山金剛寺の名宝
2015(H27).3.4(水)- 3.29(日)
金剛寺は、山号を天野山といい、もと行基の創建と伝える名刹です。平安時代後期、高野山で修行した阿観が再興して真言宗の寺院となり、鳥羽院の第三皇女八条院暲子の祈願所にもなっています。この展観では、平安時代初期の律令の施行細則を記した『延喜式』四巻(国宝)ほか、「日月山水図屏風」(重要文化財)をはじめとする絵画・典籍・甲冑類などの優品と、近年の調査によって見出された国文学・漢文学関係の重要な資料もあわせて展示いたします。
特別展観 山陰の古刹・島根鰐淵寺の名宝
2015(H27).1.2(金)- 2.15(日)
山陰を代表する古刹のひとつ鰐淵寺は、推古天皇の時代に智春上人によって開かれたと伝えられ、比叡山との関係が深まるとともに天台寺院となります。その鰐淵寺が平成27年に33年ぶりにおこなう本尊ご開帳を記念して、同寺所蔵の名品より、仏像、仏具、古文書などを厳選して特別に展示。
遊び
2013(H25).7.13(土)- 8.25(日)
神仏に捧げた音楽や踊りに始まり、酒宴、月見、花見、船遊び、演劇の鑑賞、囲碁や双六、歌合わせ、貝合わせ、香合わせ、子どもの乗り物や人形遊びまで、京都国立博物館が収蔵する多彩な美術品のなかに「遊び」の姿を追いかけます。身近なテーマのもとに有名作品に親しみ、隠れた名品に出会えるこの機会、博物館へどうぞ遊びにいらしてください。
国宝 十二天像と密教法会の世界
2013(H25).1.8(火)- 2.11(月・祝)
承和元年(834)、空海が宮中で始めた後七日御修法(ごしちにちのみしほ)。これは正月に行われる国家の鎮護を祈る修法で、現在でも東寺において続けられています。この特別展観では、この修法のために作られた国宝 十二天像(京都国立博物館蔵)を一堂に展示し、関連遺品とあわせて紹介します。
成立800年記念 方丈記
2013(H25).1.8(火)- 2.11(月・祝)
鴨長明が建暦二年(1212)三月に執筆した『方丈記』は、鎌倉時代を代表する随筆として知られています。現存最古の写本として名高い大福光寺本『方丈記』(重要文化財)を中心に、関連する資料をあわせて展示します。
百獣の楽園 -美術にすむ動物たち-
2011(H23).7.16(土)- 8.28(日)
ゾウやラクダなどの大型哺乳類、イヌ・ネコ・ウサギといった愛玩動物、色鮮やかな鳥たち、ユーモラスな両生類、虫や魚、迫力の霊獣・・・縄文時代から現代にいたる当館の収蔵品の中から、選りすぐりの名品でお届けする初の動物特集です。制作年代や書画・彫刻・工芸といった表現のちがいを越えて、日本で愛されてきた動物たちの姿をいきいきと映し出します。
生誕125年記念 篆刻家(てんこくか) 園田湖城(そのだこじょう)
2011(H23).1.8(土)- 2.20(日)
篆刻家として名高い園田湖城(1886-1968)は、当館との縁も深く、特別展示館の破風に掲げられた「京都国立博物館」の額字の原字の筆をとっています。富岡鉄斎・橋本関雪・神田喜一郎など、当時の文化人との交流も深く、その中で彼らの印章を数多く刻しています。生誕125年を記念して、その作品や関連する資料を展示し、業績を回顧します。
新収品展
2010 (H22).7.17(土)- 8.29(日)
平成20-21年に当館が収集した美術品・文化財を展示します。
特別公開 篤姫をめぐる人と刀剣・甲冑
2008 (H20).10.22(水)- 12.7(日)
NHK大河ドラマ『篤姫』が大人気です。鹿児島・島津家の分家に生まれながら藩主島津斉彬の養女、そして十三代将軍徳川家定の正室となり、大奥にあって徳川慶喜の将軍擁立から江戸城開城まで、激動の幕末に活躍した篤姫の生きざまが視聴者の心をつかんだようです。ドラマにちなみ、当館収蔵品から、篤姫のまわりで重要な役割を果たした人物ゆかりの刀剣・甲冑の名品五件を公開します。
坂本龍馬
2008 (H20).7.23(水)- 8.31(日)
妻おりょうとの新婚旅行の様子を絵入りで土佐の実家にあてて知らせたユニークな手紙など坂本龍馬の人間性をよく示す直筆の書状(重要文化財)を中心に当館が所蔵する龍馬の遺品類を展示します。また関連する幕末資料もあわせて陳列します。
杉本哲郎 アジャンタ・シーギリヤ壁画模写 -70年目の衝撃-
2008 (H20).6.25(水)- 7.27(日)
昭和12~3年、杉本哲郎は、インドのアジャンタ、スリランカのシーギリヤの両石窟壁画の模写を完遂しました。後者は、外国人としては初めての偉業でした。帰国後、直ちに恩賜京都博物館に寄贈され、その展覧は衝撃を与えました。それから70年、その瞬間が蘇ります。
平安時代の考古遺物
2008 (H20).4.2(水)- 6.29(日)
今から一千年前、紫式部は左大臣藤原道長の長女である中宮彰子に女房として仕えていました。この特集陳列では道長が大和金峯山に埋めた金銅製経筒(国宝・金峯神社蔵)や彰子が比叡山に奉納した金銀鍍宝相華文経箱(国宝・延暦寺蔵)などを中心に、源氏物語の時代の様々な考古遺物を展示します。
新収品展
2008 (H20).5.21(土)- 6.22(日)
平成19年度に当館が収集した美術品・文化財を展示します。
雛まつりとお人形
2008 (H20).2.23(土)- 3.30(日)
雛人形を中心に、御所人形や賀茂人形など、さまざまな京人形と豪華な雛飾りを展示します。
仏師 清水隆慶 -老いらくのてんごう-
2008 (H20).1.2(水)- 3. 30(日)
清水隆慶は四代続いた江戸時代の京仏師です。初代は宝山寺湛海とも交流がある熟練の仏師でしたが、晩年には本人が「老いらくのてんごう(老人のいたずら)」と称する、世相を反映した人形なども製作します。そのてんごうぶりをご覧ください。
社寺伝来の名刀
2008 (H20).1.2(水)- 2.11(月・祝)
さまざまな願いを込めて神や仏に刀剣を奉納することは、古代から連綿と行われてきました。中には有名武将らにより伝えられたものもあります。京都を中心に奈良、大阪や愛知の有名神社に奉納された刀剣を展示します。
館蔵品のはじまり -京都博物館からの贈りもの-
2007(H19).11.21(水)- 12.24(月・祝)
京都国立博物館における作品蒐集の歴史は、明治24年(1891)に京都府から1076件にのぼる作品を寄贈されたことにはじまります。あまり知られていないこれらの寄贈品を中心に展示し、当館の奥深さに迫ります。
能楽と美術
2007(H19).10.11(木)- 11.11(日)
能楽という芸能の中で育まれた能面・能装束・謡本などの作品を、登録美術品に指定となった能楽コレクションの中から紹介します。
後宇多法皇入山700年記念 大覚寺の名宝
2007(H19).8. 8(水)- 9.17(月・祝)
嵯峨御所として名高い大覚寺は、徳治二年(1307)七月に後宇多天皇(1267-1324)が入寺したことで、大いにその復興がなされました。力強くのびやかな後宇多天皇の書をはじめ、諸殿を華麗に飾った狩野山楽の襖絵などを展示します。
新収品展
2007(H19).6.20(水)- 7.29(日)
平成18年度に当館が収集した美術品・文化財を展示します。
雛まつりとお人形
2007(H19).2.17(土)- 4.8(日)
雛人形を中心に、御所人形や賀茂人形など、さまざまな京人形を展示します。
神像
2007(H19).1.2(火)- 3.25(日)
神像は、仏像のような製作上の規範がないため、さまざまな姿をしています。この特集では、それら神々の姿を通して、われわれ日本人が神をどのようにとらえてきたかを見てみたいと思います。
高台寺蒔絵と南蛮漆器
2007(H19)1.2(火)- 2.12(月)
桃山時代、建物の内装や身の回りの調度品の装飾として流行した「高台寺蒔絵」。また当時来日した西洋人が好んだ「南蛮漆器」。近世初頭の漆工の名品をご堪能ください。
神仙図
2007(H19).1.2(火)- 1.28(日)
顔輝筆 蝦蟇・鉄拐図(重文・知恩寺)や、雪村筆 琴高仙人・群仙図(重文・館蔵)など、神仙を描いた中国・日本の作品を紹介します。
高僧の書 -日本仏教の祖師たち-
2006(H18).11.15(水)- 12.24(日)
明恵や親鸞、日蓮など鎌倉時代に活躍した祖師たちを中心に、日本仏教史上に名を残した高僧の書を展示します。
紅葉をめでる
2006(H18).10.25(水)- 11.26(日)
当館では、日頃より季節感を大切にした展示を心がけていますが、この度は秋の京都にふさわしい、紅葉をモチーフにした作品を集めて徹W陳列を行います。灸践の京都散策とあわせて、博物館での「紅葉狩」をお楽しみください。
斉白石とその周辺
2006(H18). 9.6(水)- 10.1(日)
近年当館に寄贈された須磨コレクションを中心に、中国近代絵画の巨匠、斉白石と、瑞光・姚華など、その周辺人物の作品を展示します。
新収品展
2006(H18).5.31(水)- 7.2(日)
平成17年度に当館が収集した美術品・文化財を展示します。
修理完成記念特別公開 重要文化財 大威徳明王坐像
2006(H18).4.19(水)- 5.7(日)
真言宗醍醐派の醍醐寺が所蔵しております大威徳明王坐像は、その重要性から平成16年に国の重要文化財に指定され、翌17年には国庫補助により、京都国立博物館内の文化財保存修理所において修理が行われました。そしてこの度はその修理が完成したことを記念して、特別に公開いたします。
文化庁海外展帰国記念 18世紀京都画壇の革新者たち
2006(H18).3.25(土)- 4. 9(日)
平成17年12月3日から同18年2月26日まで、米国サンフランシスコのアジア美術館を会場として、表記の展覧会が開催されます。この展示は、その展覧会の里帰りといえるもので、京都の18世紀の文化がもつ怖るべき底力をあらためて確認する機会になれば幸いです。
修理完成記念 妙顕寺の文書
2006(H18).3.1(水)- 4.2(日)
重要文化財に指定されている妙顕寺文書のうち、巻子装のものの修理が完成したことを記念して、特別に公開します。
雛まつりとお人形
2006(H18). 2.18(土)- 4.2(日)
雛人形を中心に、御所人形や賀茂人形など、さまざまな京人形を展示します。
神像と獅子・狛犬
2006(H18).1.2(月)- 3.26(日)
このところ一年おきに開催されている「獅子・狛犬」ですが、今回はいくつかの神像とともに展示して、獅子・狛犬本来の守護獣という側面からみてみたいと思います。
京都社寺伝来の名刀
2006(H18).1.2(月)- 2.12(日)
八坂神社や愛宕神社、大覚寺や妙心寺など、京都の有名社寺に伝わる刀剣を特集。信長や秀吉らゆかりの品をはじめ重要文化財も数多く含まれます。
古今集1100年 新古今集800年記念 和歌と美術
2005(H17).11.23(水)- 12.25(日)
国宝 本阿弥切(古今和歌集巻第十二残巻)や国宝 後鳥羽上皇像をはじめ、歌集の写本や歌仙絵、和歌意匠による工芸など、和歌と美術にかかわる作品を展示します。
長楽寺創建1200年記念 歴代遊行の軌跡
2005(H17).7.13(水)- 8.21(日)
寺伝より、今年で創建1200年を迎える長楽寺。歴代の遊行上人が歩んだ軌跡を、残された古文書から辿ります。
新収品展
2005(H17).6.1(水)- 7.3(日)
平成16年度に当館が収集した美術品・文化財を展示します。
宸翰 -文字に込めた想い-
2005(H17).3.2(水)- 4.3(日)
天皇の自筆の書(宸翰)は世相を大きく反映し、またさまざまな感情が込められています。こうした歴代天皇の宸翰の優品を展示します。
伊藤若冲
2005(H17).1.2(日)- 3.27(日)
2000年に「没後200年 若冲」と題する特別展覧会を開催したのを契機に、伊藤若冲(1716-1800)は大きなブームとなりました。いまもそれは続いているようです。教科書に載るようになったばかりか、ビデオ・クリップで使われたり、最近ではペット・ボトルのデザインにも採用されました。展覧会が終了したのちも、若冲の作品は平常展示にいくつか展示して来ましたが、久しぶりに若冲がズラリと並ぶところをお見せしようとするのが、この企画です。
仏像と写真
2005(H17).1.2(日)- 3.27(日)
彫刻は、みる角度や、光のあて方によってさまざまに表情が変化します。みる角度や光との関係を、写真とあわせて展示することで再確認いたします。
高台寺蒔絵と南蛮漆器
2005(H17). 1.2(日)- 2.20(日)
桃山時代、建物の内装や身の回りの調度品の装飾として流行した「高台寺蒔絵」。また当時来日した西洋人が好んだ「南蛮漆器」。近世初頭の漆工の名品をご堪能下さい。
十二天画像と山水屏風 -平安の雅-
2005(H17).1.2(日)- 2.6(日)
もと京都・宮中での儀式に用いられた、平安仏画を代表する十二天画像と、現存する唯一の平安時代屏風絵である山水屏風を展示します。
もうひとつの守屋コレクション -中国の銅鏡-
2004(H16).10.19(火)- 12.19(日)
守屋コレクションを核とする特別展覧会「古写経 聖なる文字の世界 」に協賛する形で、当館蔵の守屋氏旧蔵の中国の銅鏡についてもほぼ半世紀ぶりにその全貌を公開することになりました。古写経の展観とあわせて、氏の優れた収集の足跡を顕彰できれば幸いです。
修理完成記念 国宝 親鸞筆 教行信書
2004(H16).11.2(火)- 11.28(日)
平成14年度よりおこなわれていた親鸞筆 教行信証(坂東本)(国宝)六冊の修理が無事終了したことを記念して、真宗大谷派所有の本願寺聖人伝絵(康永本)(重要文化財)、さらに「熊皮御影」の名で知られている絹本著色 親鸞聖人像(重要文化財・奈良国立博物館蔵)などをあわせて展示します。
皇后陛下ご養蚕の小石丸 正倉院裂復元模造の十年
2004(H16).8.21(土)- 9.23(木・祝)
宮内庁正倉院事務所では、平成六年から十年あまり、正倉院宝物に使われた古代裂復元構造に取り組んできました。そのなかで、皇后陛下が皇居内紅葉山御養蚕所で育成され、当時の絹織物の再現に最適とされる小石丸種の繭と、同じく皇居内で栽培された染料となるニホンアカネを分けて頂くことにより、素材も含めた理想的な復元が可能となりました。
完成した正倉院裂は十九点。この中には、国内各地から税(調)として納められた(あしぎぬ・平絹)、文様を織り出した綾、捩り織りとよばれる高度な技法で文様をあらわした羅、そして眼にも鮮やかな多色織の錦(経錦・緯錦)が含まれ、限られた点数ながら当時の染織を一望のもとにおさめる品目となっています。
新収品展
2004(H16).6.30(水)- 8.1(日)
平成15年度に当館が収集、寄贈を受けた作品を展示します。
描かれた古器物 -江戸から明治の古物研究-
2004(H16).5.19(水)- 6.27(日)
江戸時代後期から明治時代にかけての、写真が普及する以前の古器物記録のありかたを、絵図面や拓本などの資料を通して概観します。
南禅寺一切経・秘蔵詮 -高麗版画・幽玄な山水表現-
2004(H16).4.6(土)- 5.16(日)
南禅寺一切経の中には、図入りの高麗版初雕本として世界的に有名な『御製碑j詮』十九巻分(二十巻のうち第十七巻を欠く)が含まれています。中国・北宋風を受けた高麗時代の細密な山水の表現など見所が多い貴重な版本を一堂に展示します。
雛まつりとお人形
2004(H16).2.14(土)- 4.4(日)
春恒例の雛人形の展示です。あわせて御所人形や賀茂人形など、さまざまなお人形を展示します。
獅子・狛犬
2004(H16).1.4(日)- 3.28(日)
恒例の「獅子・狛犬」。今回は鎌倉時代の作例を中心に展示します。なかでも、あらたな獅子・狛犬のスタイルを創り出した湛慶にスポットをあてます。
十二天画像と山水屏風
2004(H16).1.4(日)- 2.1(日)
もとは宮中での儀礼に用いられた、平安後期仏画を代表する名品の十二天像と、現存する唯一の平安時代屏風絵である山水屏風を展示します。
宸翰 "天皇の書"
2004(H16).1.4(火)- 2.1(日)
天皇の書(宸翰)は世相を大きく反映し、また喜び・驚き・怒りなどさまざまな感情を込められています。こうした歴代天皇の宸翰の優品を展示します。
新選組
2003(H15).9.4(木)- 10.5(日)
幕末の京都で結成され活動した「新選組」の今に残る手紙や史料・絵巻などを通じて歴史的に理解していこうという展示です。
坂本龍馬
2003(H15).9.4(木)- 10.5(日)
当館が所蔵する坂本龍馬に関する資料や遺品を展示します。
新収品展
2003(H15).7.2(水)- 8.3(日)
平成14年度に当館が収集、寄贈を受けた作品を展示します。
中尊寺経
2003(H15).4.23(水)- 5.25(日)
わが国の装飾経を代表する作品の一つである国宝「中尊寺経」を展示します。「中尊寺経」は、平泉の藤原清衡が中尊寺に納めたとされた紺紙金銀交書の一切経です。現在、その大部分が高野山金剛峯寺に所蔵されていることから、春の特別展覧会「空海と高野山」に協賛するかたちで特別に公開します。
雛まつりとお人形
2003(H15).2.15(土)- 3.30(日)
春恒例の雛人形の展示です。あわせて御所人形や嵯峨人形、賀茂人形や衣裳人形など、さまざまなお人形を展示します。
古筆と手鑑
2003(H15).1.7(火)- 2.2(日)
「藻塩草」(国宝、当館蔵)や「大手鑑」(重文、当館蔵)などの手鑑、「古今和歌集(曼殊院本)」(国宝、曼殊院蔵)や「古今和歌集巻第十二残巻(本阿弥切)」(国宝、当館蔵)をはじめとした古筆あるいは古筆切の優品を展示します。
新春の寿
2002(H14).12.26(木)- 2003(H15).2.2(日)
年末年始にかけて開館するにあたり、それらかつて私たちの正月を彩っていた数多くの美術品のなかからいくつかのものを選び出し、「新春の寿」と題して展示することとしました。
修理完成記念 国宝 一遍聖絵
2002(H14).10.9(水)- 11.10(日)
6年にわたった保存修理の完成を記念し全巻の前半部分を公開。修理の際に得られた新知見に関する資料も併せて展示します。
坂本龍馬 -その手紙のおもしろさ-
2002(H14).7.31(水)- 9.1(日)
夏休み期間の恒例行事としてすっかり定着した感がありますが、今年夏も博物館所蔵の龍馬の手紙を中心に、彼の遺品類や幕末関係資料等を2室にわたりを展示いたします。
新収品展2002
2002(H14).7.3(水)- 7.28(日)
平成13年度に当館が新たに収集した、絵画・書跡・金工・陶磁・染織・考窟フ各分野の作品を展示します。
大将軍八神社の神像
2002(H14).7.3(水)- 8.4(日)
本年、神社では収蔵庫を改修することとなり、その間、京都国立博物館で神像をお預かりして、展覧会を開催するはこびとなりました。
重要文化財本殿平成の大修理竣工記念 祇園・八坂神社の名宝
2002(H14).5.29(水)- 6.30(日)
江戸初期に八坂神社に奉納された神宝類をはじめ、工芸、絵画、書跡、彫刻など、数々の宝物を展観します。今回初公開となる品も多い。
獅子・狛犬
2002(H14).1.4 (金) - 3.24 (日)
平安時代前期から鎌倉時代の作品を中心に獅子・狛犬の流れを概観する展示。
雛まつりとお人形
2002(H14).2.15 (金) - 3.31 (日)
春恒例の雛人形を中心とした展示。
奈良朝写経 -その文字の美しさ-
2002(H14).2.6 (水) - 3.10 (日)
奈良時代の古写経の優品の数々約25件の展示。
新収品展II -須磨コレクションの中国美術-
2001(H13).10.31(水)- 12.2(日)
須磨氏より寄贈を受けた中国近代絵画の精品の展示 。
智積院の名宝
2001(H13).9.27(木)- 10.28(日)
智積院の再興400年を記念し、長谷川等伯・久蔵筆の障壁画(国宝)をはじめとする同院伝来の文化財を展示。
坂本龍馬 -龍馬をとりまく人びと-
2001(H13).8.1(水)- 9.2(日)
当館が所蔵する坂本龍馬の書簡、遺品類を中心とした展示。
新収品展Ⅰ
2001(H13).6.27(水)- 7.29(日)
平成12年度に受贈・購入し、新たに本館の蔵品となった作品を陳列したもの。
人形
2001(H13).2.16(金)- 3.25(日)
毎年恒例のひな人形を中心とした京の人形を陳列したもの。
高台寺蒔絵と南蛮漆器
2001(H13).1.4(木)- 2.12(月・祝)
隔年恒例の高台寺伝来の高台寺蒔絵の名品及び輸出された南蛮漆器を展示したもの。
平安の美のいとなみ -国宝釈迦金棺出現図とその周辺-
2000(H12).10.12(木)- 11.19(日)
平安の美のいとなみは、日本文化の歴史の中でも至高の位置にある。平安の仏教美術の優品を集め、信仰と美が一体となっていた状況を眺めようとした。
長楽寺の名宝 -旧七条道場金光寺開創700年記念-
2000(H12).10.12(木)- 11.12(日)
最澄が創建し、のちに時宗に改宗、同宗七条道場金光寺の寺基を継承した寺としても知られる長楽寺及び金光寺に伝来する名宝の数々を、金光寺の開創700年を記念して展示した。
新収品展II -須磨コレクションの中国近代絵画-
2000(H12).9.6(水)- 10.9(月)
平成11年度に須磨未千秋氏から購入又は寄贈を受けた尊父、須磨弥吉郎氏収集作品のうちから中国近代絵画の精品を選び、展示した。
坂本龍馬と幕末の争乱
2000(H12).7.26(水)- 8.31(木)
昨年度重要文化財に指定された館蔵の坂本龍馬の書簡・遺品類を中心として、幕末史への理解を深めるために幕末に起きた争乱を描いた絵画資料等を併せて展示した。
古典と美術 -大阪青山短期大学コレクション-
2000(H12).7.26(水)- 8.31(木)
大阪青山短期大学が所蔵する貴重な文化財のうち、藤原為家筆の「土佐日記」(国宝)や伏見天皇宸翰「松浦宮物語」(重要文化財)など書跡を中心に展示した。
新収品展Ⅰ
2000(H12).7.5(水)- 8.6(日)
平成11年度に受贈・購入し、新たに本館の蔵品となった作品を陳列したもの。
人形
2000(H12).2.18(金)- 4.2(日)
毎年この時期に行うひな人形を中心とした京の人形を陳列したもの。
中国の書画 -上野コレクション寄贈40周年記念-
2000(H12).2.2(水)- 3.5(日)
昭和35年2月に上野コレクションが当館に寄贈されて40年を迎えた。この特別陳列はそれを記念して開催したもので、明清時代の書画を中心に上野コレクションの優品40件余りを展示した。
十二天画像
2000(H12).1.4(火)- 2.6(日)
毎年宮廷内での正月密教修法に用いられた十二天を陳列したもの。
天皇陛下御在位10年記念 宮廷の装束
1999(H11).10.6(火)- 11.14(日)
平安時代の貴族が生んだ束帯や女房装束(十二単)は、宮中の儀式に欠くことのできない装束として脈々と受け継がれてきた。
本特別展観では、天皇陛下の在位十年を記念して、平成の御大札で着用された装束をはじめ、古来宮廷で用いられてきた伝統的な装束を展示した。
重要文化財指定記念 坂本龍馬
1999(H11).8.4(水)- 9.5(日)
平成11年6月に当館が保管している坂本龍馬関係資料10件が新たに国の重要文化財の指定を受けた。この特別陳列はそれを記念して開催したもので、新指定の館蔵品を中心に館外の龍馬書簡をあわせて展示した。
新収品展1999
1999(H11).6.30(水)- 8.1(日)
平成10年度に受贈・購入し、新たに本館の蔵品となった作品を陳列したもの。
人形
1999(H11).2.25(木)- 4.4(日)
毎年この時期に行うひな人形を中心とした京の人形を陳列したもの。
獅子・狛犬
1999(H11).1.5(火)- 4.11(日)
平安時代後期から鎌倉時代の作品を中心に、獅子・狛犬像の流れを概観したもの。
高台寺蒔絵と南蛮漆器
1999(H11).1.5(火)- 2.21(日)
高台寺蒔絵と南蛮漆器、この二つの大輪の花を想わせる16世紀後半の漆器群を陳列したもの。
新収品展II -中・近世の銅鏡-
1998(H10).8.6(木) - 9.20 (日)
平成9年度に受贈・購入し、新たに本館の蔵品となった作品を陳列したもの。
新収品展I -平成9年度に当館所蔵なった作品-
1998(H10).7.1 (水) - 8.2 (日)
平成9年度に受贈・購入し、新たに本館の蔵品となった作品を陳列したもの。
賀茂の競馬 -上賀茂神社競馬905年記念-
1998(H10).4.8 (水) - 5.17(日)
賀茂の競馬に用いられた乗尻装束・鞍などの染織工芸品のほかの賀茂の競馬を描いた絵画や小袖など上賀茂神社の所蔵品を中心に陳列したもの。
人形1998
1998(H10).2.26(木)- 4.5(日)
毎年この時期に行うひな人形を中心とした京の人形を陳列したもの。
国宝 十二天画像と山水屏風
1998(H10).1.4(日)- 2.1(日)
毎年宮廷内での正月密教修法に用いられた十二天と平安屏風のうち唯一の遺例である山水屏風をを陳列したもの。
獅子・狛犬1998
1998(H10).1.4(日)- 3.29(日)
平安時代後期から鎌倉時代の作品を中心に、獅子・狛犬像の流れを概観したもの。
京都国立博物館百年のあゆみ
1997(H9).10.15(水)- 11.24(月)
本年が京都国立博物館の前身である帝国京都博物館が開館して百年に当たるのを記念して開催したもので、帝国京都博物館建築図面と模型、初期の収集品、博物館の歴史を語る史料、写真等約100件を展示した。
秩父宮妃殿下御寄贈御装束
1997(H9).9.10(水)- 10.12(日)
故秩父宮雍仁親王妃勢津子殿下より賜った装束を展覧。 装束の内容は、故秩父宮雍仁親王殿下ならびに勢津子妃殿下の御婚儀(昭和3年9月)及び昭和天皇の御大札(昭和3年11月)に際して、両殿下の御料として調進された衣裳、髪飾り、檜扇等。
華厳宗祖師絵伝
1997(H9).8.6(水)- 9.7(日)
修理完成を記念して、華厳宗祖師絵伝全7巻と、物語の主人公である義湘、元暁及び制作に関与した明恵上人の肖像を展示したもの。
新収品展
1997(H9).7.2(水)- 8.3(日)
平成8年度に受贈・購入し、新たに本館の蔵品となった作品を陳列したもの。
人形1997
1997(H9).2.21(金)- 4.6(日)
毎年この時期に行うひな人形を中心とした京の人形を陳列したもの。
獅子・狛犬1997
1997(H9).1.4(土)- 3.23(日)
最古の獅子・狛犬のほか、平安時代前期"鎌倉時代の作品を集めて展示したもの。
十二天画像と山水屏風1997
1997(H9).1.4(土)- 2.9(日)
毎年宮廷内での正月密教修法に用いられた十二天と平安屏風のうち唯一の遺例である山水屏風をを陳列したもの。
高台寺蒔絵と南蛮漆器
1997(H9).1.4(火)- 2.2(日)
高台寺蒔絵と南蛮漆器、この二つの大輪の花を想わせる16世紀後半の漆器群を陳列したもの。
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