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2016年1月14日

特集陳列「刀剣を楽しむ」開催中だリン!

特集陳列「刀剣を楽しむ」開催中だリン!

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トラりん:夜の博物館はなんだか薄気味悪いなぁ。
     でも博物館の見廻りはボクの大事なお仕事だリン。

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トラりん:あれ?こんな時間に人が...

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トラりん:か、刀を持ってるリン!!きっと危ないヤツだ...。

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トラりん:こっそり後をつけてボクの虎眼流で討ち取るリン!

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トラりん:このお部屋に入っていったようだリン。

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トラりん:なになに、『と う け ん を た の し む』。。。
     刀の展示をしているお部屋みたいだリン。

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トラりん:本当だ! 刀が一杯あってキラキラしてるリン!




??  :とりゃっ!

トラりん:?!

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トラりん:不意打ちとは卑怯だリン!

末兼  :ごめんごめん。トラりん、こんばんは。
     特集陳列『刀剣を楽しむ―名物刀を中心に―』担当研究員の末兼です。
     今日は刀の展示を説明するよ。


トラりん:末兼さんだったリンね...。
     不意打ちなんて卑怯だリン!怖かったリン(涙)

末兼  :あれれ、そんなに怖かった?
     実はね、これは今から紹介をする「刀剣を楽しむー名物刀を中心にー」を
     トラりんに楽しんでもらおうと思ったんだ。
     でも、怖がらせちゃったんなら、ごめんね。

トラりん:こ、怖がってなんかいないリン!
     刀の一本や二本、余裕だリン!(汗)


末兼  :さすがトラりんだね。
     じゃあ、さっそく展示のみどころを紹介するよ。

トラりん:よろしくだリン!


末兼  :まずはこの刀を見てごらん。

トラりん:なんだか変わった形をしている刀だね。

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末兼  :これは重要文化財で薙刀を刀に改造したものだよ。
     足利将軍家伝来の名物刀剣で、
     骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)って言うんだ。

トラりん:骨...!

末兼  :骨喰の異名は『斬り付ける真似をするだけで、
     敵の骨が砕けて死んでしまう』という伝説からついたんだ。

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トラりん:ええ!? ものすごく恐ろしい事をサラッと言うリンね...。

末兼  :それくらい鋭い斬れ味だったんだろうね。

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末兼  :次は江戸時代を代表する刀鍛冶、長曽根興里の刀だよ。
     一般的には号である『虎徹』の名前で知られているね。

トラりん:スラッとしてて無骨だけど力強い印象だリン。

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末兼  :興里は何度も銘(刀の茎に彫られたサイン)を変更していて、
     この刀は『興』の字の下がひらがなの『い』に見えることと、
     『虎』の字の最終画が虎の尻尾のように跳ね上がっているから
     『イオキハネトラ』と呼ばれる時代のものだよ。

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トラりん:とら!!


末兼  :ん? トラりんどうしたの?

トラりん:虎って書いてある... 格好いいリン...。
     ボクも刀が欲しくなってきたリン...。

末兼  :え? ちょ、ちょっとトラりん!?
     トラりんは、既に"マイ刀"を持っているじゃない。
     とっても格好いいよ。

トラりん:本当?!
     実はね、毎日ちょっとずつ腕を磨いているんだリン。
     末兼さん、見てリン♪

     とう! やあ!

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※トラりんが持っている刀はレプリカです。

末兼 :うんうん。
    なかなかサマになっているね。格好いいよ。
    でも、展示室では刀を振り回さないでね(汗)

トラりん:あっ、ごめリン...。

     ところで、『刀剣を楽しむ─名物刀を中心に─』では、
     通常の音声ガイドとは別に内容書下ろし&豪華声優陣による
     刀剣乱舞特別版をご用意しているリンね?

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末兼  :そうなんだ。
     二通りの楽しみ方があるので、トラりんもそれぞれ聞いてみて、
     その差を楽しんでね。

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トラりん:末兼さんが海外出張中にWi-Fiを借りて入稿した綱渡り企画だったリン...。

末兼  :スミソニアン博物館の皆様、その節は大変失礼いたしました。

トラりん&末兼:ぜひ聴いてね~。


◎特集陳列 刀剣を楽しむ─名物刀を中心に─

日程 :2015年(平成27年)12月15日~2016年(平成28年)2月21日
    ※「名物骨喰藤四郎」と「名物髭切・鬼切」は
     1月17日までの展示となります。
会場 :京都国立博物館 平成知新館 特別展示室

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