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2015年12月27日
こんにちリン!トラりんだリン。
そろそろ2015年最後の日が近づいてきて、なんだかさみしいリン・・・。
年末はみんなに会えないリン・・・(涙)。
けれど、年明けの京博も気合が入っているんだリン!!
今日は、京博の新春イベントのお知らせをするリン♪
年明けの京博は、1月2日(土)から開館するリン。
さらに、「親子で餅つき大会」、「福引き抽選会」、「芸舞妓 春の舞」と、
お正月らしいイベントが盛りだくさんなんだリン!!
もちろん、ボクも登場するリン!!
三が日は、1/2(土)、1/3(日)に登場するので、
みんなで遊びにきてね!
詳しくはカレンダーをチェックしてリン♪
それから、1/2(土)には、「新春 京博こと始め2016」と題したイベントも
開催するリン。
第1部はスペシャルコンサート、第2部は新春対談と、
とっても豪華なイベントになっているので、
詳細は京博ホームページでチェックしてリン♪
◎「新春 京博こと始め2016」
日時: 2016年1月2日(土) 13:30~16:00(開場 13:00)
場所: 平成知新館 講堂
料金: 無料(※ただし、名品ギャラリー観覧料が必要となります)
さらに、1/3(日)には京博の魅力と、
新春特集陳列「さるづくしー干支を愛でるー」の見どころについて
解説をするトークイベントを開催するよ。
佐々木館長がさまざまな質問にお答えするんだリン☆
ボクも行きたいリン〜〜。
◎トークイベント「新春・京博『さるづくし』」
日 時: 2016年1月3日(日) 14:30~15:15(開場 14:00)
場 所: 平成知新館 講堂
出 演: 佐々木丞平 / 当館館長 若村 亮 / 株式会社らくたび取締役代表 料 金: 無料(※ただし、名品ギャラリー観覧料が必要となります)
そしてね、すごいニュースもあるんだリン。
実は!!!京都伊勢丹にボクと登場するんだリン〜〜(嬉)!
ボクは、はじめて京博の外へ出ることになるんだ。
京都伊勢丹には、1/5(土)に行われるとークショーへ
佐々木館長のお供でいくんだリン♪
嬉しいリン。楽しみだリン。
京博以外での初のお仕事なので、ちょっと緊張するけれど・・・
大好きな佐々木館長と一緒のお出掛けなので、頑張るリン!!
どう?本当に盛りだくさんで、何日にくるか迷っちゃうリン?!
迷ったら、毎日来てほしいリン〜〜!
ボクも、たくさんのみんなが遊びに来てくれるのを
とっても楽しみにしているリン!
じゃあね、ばいリン〜〜!
2015年12月21日
こんにちリン!トラりんだリン。
ようやく休館も明けて、みんなに会うことが出来て嬉しいリン♪
ところで、いま京都国立博物館では、特集陳列が3つも開催されているって知ってた?
今日は、その中で新春特集陳列「さるづくし―干支を愛でる―」を紹介するよ!
この企画を担当した井並さんに見どころを教えてもらうリン!
井並さん、よろしくお願いしますリン。
井並 :どうぞよろしくお願いします。
トラりん:ところで井並さん、どうしてお猿さんの特集なんだリン?
井並 :トラりん、2016年の干支は何か知っていますか?
トラりん:もちろん寅だリン!
井並 :申(さる)年ですね。これを祝って、猿を表した日本や東アジアの
美術品を特集することにしたんです。
トラりん:なるほど!それはお正月にぴったりの企画だね!
さっそく、どんな作品が出ているのか教えてほしいリン!
井並 :まず、この大きな絵は、涅槃図(ねはんず)といって、
お釈迦さまがお亡くなりになった場面を描いています。
トラりん:それがお猿さんと何の関係があるんだリン?
井並 :絵の下のほうをよく見てください。
弟子たちとともに、たくさんの動物たちが集まって、
釈迦の死を悲しんでいます。
その中に、猿も描かれていますね。
トラりん:あ!いたリン!(みんなも京博に来て見つけてね!)
井並 :でも、よく考えると、描かれているのがお釈迦さまということは、
これって天竺(インド)が舞台ってことですよね。
しかし、この猿、どう見てもニホンザルです。
日本で涅槃図を描くときに、身近にいたニホンザルに
置きかえたのかもしれません。
トラりん:へ~、そんなことをするんだね!
ん?この絵巻物に描かれているのもニホンザルだけど......
着物を着て、人間の格好をしているリン!
井並 :この絵巻物は「十二類絵巻」といって、
十二支やそれ以外の動物たちが人間のように話したりふるまったりする
室町時代の作品です。
今回は、宴で猿が陽気に舞いおどる場面を展示しています。
トラりん:あ!虎もいるリン!でも、体がボクと違って黄色いリン。
井並 :トラりんは尾形光琳の水墨画から生まれたから白黒なんですよね。
この絵巻物を描いた人は、絵の具の専門知識や高い彩色技術を
持ち合わせていた職人だと考えられます。
だから、とても明るく彩り豊かな、動物たちの楽しい世界を
描き出すことができたんでしょう。
酔っぱらった人間のようにも見える猿の真っ赤な顔も必見です。
トラりん:この絵巻、とてもおもしろいリン!
井並 :次は、この屏風をご覧ください。
トラりん:お猿さんがたくさんいる!でもニホンザルじゃないリン!手足が長い!
井並 :この猿は大陸に生息するテナガザルといいます。
この屏風の作者、式部輝忠(しきぶてるただ)をはじめ、
中世の水墨画家は、日本ではほとんど見ることができなかった
この猿をたくさん描きました。
トラりん:そうか!お猿さんにも、いろんな種類がいるんだリン!
でも、どうして見たことないお猿さんをそんなに一生懸命描いたんだリン?
井並 :当時の日本では、中国の牧谿(もっけい)という画家の作品が
たいへんな人気を集め、珍重されていました。
牧谿が描いたテナガザルは「牧谿猿(もっけいざる)」と呼ばれるほど、
たくさんの人が真似して描いたのです。この作品もそのひとつです。
トラりん:へえ~。じゃあ、牧谿さんも、この絵みたいな作品を残しているリン?
井並 :それが、牧谿の描いたテナガザルは
山の奥深くに棲む気高い仙人のようなイメージに近いんですけど、
日本で描かれたテナガザルは、どちらかというとこの作品のように、
明るくほほえましい姿で表されることの方が多いようです。
トラりん:たしかに、金色の光のなかで、竹につかまって遊んだり、じゃれあったり、
お猿さんの楽園のようだリン!
井並 :時代が下って、江戸時代には曾我蕭白、伊藤若冲、長沢芦雪といった
近年人気の絵師たちが活躍します。
今回は彼らの作品も展示していますが、江戸時代に猿を描いた絵師として
忘れてはならない人がいます。
トラりん:ボクの生みの親、尾形光琳先生だリン?!
井並 :森狙仙(もりそせん)という人ですね。
彼は、猿の絵を得意とする絵師として、大坂を中心に活躍しました。
トラりん:(がーん・・・さっきからちょいちょい冷たいリン(涙))
井並 :その得意っぷりは、もともと「祖仙」という号だったのを、
猿を意味する「狙」に変えたほど。
トラりん:ここの部屋、狙仙さんの大きな作品が3つも並んでいるリン!
井並 :どれも狙仙の代表作といえるものです。
その中でも、狙仙の晩年の作品、
「猿図絵馬」(兵庫・柿本神社)はすごいですよ!
生きているかのような目元の表現、桃をもつ手が力をこめている実感、
これは本物をみないとわからない。
トラりん:た、たしかに、見入ってしまうリン...。
井並 :さて、最後に、江戸時代に猿を表した工芸品をご紹介しましょう。
トラりん、いちばん左の作品を見てください。
これは緒締(おじめ)と言って、
紐を通して袋や巾着(きんちゃく)の口を締める工芸品なんですけど、
なんと、一匹で「見ざる・聞かざる・言わざる」を全てやっているんです。
トラりん:こ、これもすごいリン......!両手両足を使いこなしているリンね......。
三猿緒締 線刻銘「懐玉」(当館)
井並 :しかも、こんなに小さな作品なのに、とても細かく彫っている。
おもしろいアイディアと高い技術がつまっています。
トラりん:ん~、小さすぎてよく見えないリン!
井並 :安心してください。なんとこの緒締や根付は、
3Dプリンターで大きくしたものを実際に触ってもらえるように
しているんですよ。
あとで、京博ナビゲーターというボランティアさんが活動している
ミュージアム・カートに行ってみてください。
トラりん:本当リン?!それは楽しそうだリン!
井並 :さて、ずっと見てきたように、猿と一口にいっても、
本当にいろんな姿、いろんな表情を見せてくれるんです。
日本や東アジアの文化で大きな存在感を示してきた猿とその美術品の魅力が
申年を機会に、少しでも伝わればうれしいです。
トラりん:お猿さんは、意外と奥深い生き物なんだね!これは、寅年も楽しみだリン!
井並 :長くなってしまってごめんなさい。
でも、壬生狂言や猿回しなど、展示しているけど紹介できなかった内容が
他にもたくさんあるので、ぜひゆっくり見て行ってくださいね。
トラりん:ありがとリン!ところで、この会場は平成知新館の2階だけど、
1階にとてもたくさんの人が並んでいるリン。
あれは「さるづくし」の行列だリン?
井並 :あれは今度このブログで紹介する特集陳列「刀剣を楽しむ」を
最前列で見るための行列ですね。
2階展示室にて開催中の新春特集陳列「さるづくし」はゆっくりと
ご観覧いただけます。
トラりん:お正月にぴったりの「さるづくし」、みんなにも見てほしいリン!
博物館は12月26日からお休みだけど、年始は2日から開館するよ!
ボクも2日3日と、そのあとの土日祝日に登場するリン!
1月にはお餅つきや、芸舞妓さんによる舞のご披露など、
イベントも盛りだくさんなので、ぜひ博物館に遊びに来てね!
◎新春特集陳列 さるづくし―干支を愛でる─
日程:2015(平成27)年12月15日 ~ 2016年1月24日
会場:京都国立博物館 平成知新館
2015年12月11日
こんにちリン!トラりんだリン。
ついに京博は、来週15日(火)から開館するリン。
やっとだリン。
楽しみ〜♪
そしてね、クリスマスシーズンの京博では
素敵なイベントを開催するんだリン!
まず、休館明けの京博でさっそく行われるイベントはコチラ!
じゃーん。
「クリスマス・ロマンチック・コンサート」だリン!
どう?とっても素敵でしょ?
素敵なアンサンブルに酔いしれてほしいリン♪
◎テレマン・アンサンブルが贈る
クリスマス・ロマンチック・コンサート
〜聖夜に奏でるナポリ、ウィーン、そしてロマの響き〜
日時 :12月15日(火) 19:00開演(18:30開場)
場所 :平成知新館 講堂
料金 :1,500円 ※名品ギャラリー観覧券付
そしてね、休館明けの京博にはもう一つ嬉しいことがあるんだリン♪
なんと!!
京博の庭園がイルミネーションで飾られるんだリン!!
さらに、イルミネーション期間中12月15日(火)〜1月31日(日)の間だけ、
17:00〜19:00の時間帯は庭園を無料開放するリン!!
(※博物館休館日は除く。)
ぜひこの機会に、京博に遊びに来てほしいリン☆
◎庭園内 イルミネーション
期間 :2015年12月15日(火)〜2016年1月31日(日)
※博物館休館日は除く。
(休館日:12月21日、26日〜31日、1月1日、4日、12日、18日、25日)
時間 : 17:00〜19:00
場所 :庭園 丸池周辺
それからもう一つ。
みんなは、ハンドベルって見たことあるかな?
実はね、12月20日(日)には、京都聖母学院ハンドベルクワイアによる
「クリスマス・ハンドベルコンサート」が開催されるんだリン!!
とってもクリスマスらしいでしょ?
こちらは、当日の入場料だけで、コンサートは無料でお楽しみいただけるリン。
◎クリスマス・ハンドベルコンサート
日時 :12月20日(日)
①13:30開演 ②15:30開演 [各回 約20分]
場所 :平成知新館グランドロビー
演奏 :京都聖母学院ハンドベルクワイア
(京都聖母学院中学校・高等学校ハンドベル部)
みんなにも、クリスマスシーズンの京博を楽しんでほしいリン!
ロマンチックな京博に、ぜひ来てね〜〜〜!
じゃあね、ばいリン〜!
2015年12月 1日
こんにちリン。トラりんだリン。
昨日に続き、講演会のお知らせだリン。
12月6日(日)13時~、文化財の防災について考える講演会を開催するよ。
場所はけいはんなオープンイノベーションセンター(最寄駅:近鉄新祝園駅)だリン。
たくさんの人に来てほしいリン♪
詳細はコチラ!!
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◎講演会「文化財を災害から守る―文化財防災の過去・現在・未来―」
大規模な自然災害が度重なる近年、地域に根差したさまざまな文化財を
守り伝えていくことの重要性が改めて注目されています。
この講演会では、阪神・淡路大震災および東日本大震災における
文化財の救援活動を振り返り、災害の歴史と文化財という観点から
文化財防災の未来への可能性を探ります。
【日時】2015年12月6日(日)13時~16時30分(受付は12時30分から)
【会場】けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)2階
ミュージアムホール
(京都府木津川市木津川台9丁目6番・相楽郡精華町精華台7丁目5番1)
※施設内の駐車場をご利用いただけます(無料)
【料金】無料(事前申込不要)
【定員】約120名(先着順)
【主催】京都国立博物館
【お問い合わせ先】
京都国立博物館 総務課事業推進係 TEL:075-531-7504
(平日の10時~12時および13時~17時、ただし祝日を除く)
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ボクは、京博の文化財保護基金PR大使も務めているので
この機会に、みんなにも文化財の保護について興味を持ってほしいリン。
みんなの参加を待ってるリ〜ン!