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2022年1月14日

新春特集展示「寅づくし─干支を愛でる─」を見に行くリン!!

新春特集展示「寅づくし─干支を愛でる─」を見に行くリン!!

こんにちリン!
トラりんだリン!

torarin
あけましておめでとリン!
トラりんだリン!
今年もよろしくお願いしますリン♪

みんな、素敵なお正月は過ごせた?

いま、京博では3つの特集展示を開催しているよ☆
お正月から盛りだくさんだリン♪

新春特集展示「寅づくし―干支を愛でる―」
特集展示「新収品展」
特集展示「後期古墳の実像―播磨の首長墓・西宮山古墳―」

きょうは、水谷研究員といっしょに新春特集展示「寅づくし」を見に行くよ♪

そう......とうとう......

「虎」年きたああああああ!!!(歓喜)
torarin

mizutani(水谷研究員)
トラりん、お待たせ。
ようやくこのときが来たね!

torarin

torarin
水谷研究員♪今日はボクとおそろいの「すいぼくが」コーデだね☆
そうそう、ボク、ずーーーっと待っていたんだリン!
「虎」の出番を。(キリッ☆)

mizutani
毎年、寅年はまだかなって言っていたものね。
トラりん、今回の京博恒例の新春特集展示には、色々な虎がいるよ。
いったいどんな虎たちがいるのか、早速展示室へ探しに行こうか。

torarin
うん!!

mizutanitorarin
せーのっ! torarin



\ジャーン☆/
torarin
mizutani
一瞬で展示室に到着したね!さすがトラり...

torarin
ハッ...!!「竹虎図」!!
torarin

mizutani
見つけるのが早いね、トラりん(笑)
知っている人も多いと思うけど、トラりんの元となった「竹虎図(たけとらず) 尾形光琳(おがたこうりん)筆 (京都国立博物館所蔵)」<2F-1>を紹介するよ。

torarin

mizutani
尾形光琳さんは、京都で生まれた江戸時代の絵師。
鮮やかな色で、草花や物語を描いた絵をたくさんのこしているよ。
そうした絵を描いた人たちを「琳派」って呼ぶんだったよね。
でも、こんな風に墨だけでササッと描いた絵もあるんだ。

torarin
ササッと描いたなんて、さすが光琳さんだリン♪

mizutani
どうもうな虎のイメージとはずいぶん違う、可愛らしい虎だよね。
大きくて真ん丸な頭と、柔らかそうな毛並みが、まるでぬいぐるみみたい!
虎は竹林にすむって思われていたから、竹と虎はよくセットで描かれるんだ。
ところで、この絵の中の虎は、いったい何を見つめているのかな......? 
トラりんは、どう思う?

torarin
うーん...おやつかなぁ?☆
ぐー☆(はらのむし)

mizutani
おなかが鳴っちゃったね。
作品紹介はまだ始まったばっかりだし、トラりん、おやつを食べにお部屋に帰らないでね(笑)

mizutani
さあ、お次は「染付山水丸紋鉢 鹿背山焼(そめつけさんすいまるもんはち かせやまやき) 井上松兵衛作(いのうえまつべえ)(伊東陶山氏寄贈・京都国立博物館所蔵)」<2F-1>を紹介するよ!

torarin

mizutani
これは、京都府の南、鹿背山という地域で作られたやきものだよ。
鉢の中をのぞいてごらん、何が見えるかな?

torarin
縞模様の虎!
水玉模様のは......虎の女子?
豹は虎の女子と考えられていたんだよね?

mizutani
トラりん、よく知っているね!
そう、実はこの絵、昔の日本の人は、「虎の夫婦」だと思っていたみたいなんだ。
日本には野生の虎がいなくて、昔はなかなか見ることができなかったから、虎と豹(ひょう)が混ざってしまったんだ。

torarin
夫婦、仲良しそうだリン♪

torarin
torarin

mizutani
こちらは「龍虎文様火消半纏(りゅうこもんようひけしばんてん)(田村伎都子コレクション・京都国立博物館所蔵)」<2F-3>だよ。

torarin

mizutani
龍と虎が描かれているね!龍は天を代表する生き物、虎は地を代表する生き物として、よくセットで描かれたんだ。

torarin
かっこいい!

mizutani
この分厚い着物は、火事を消す時に身に付けるものだよ。火を消しに行く時は、文様のない面を表にして水をかぶって着て、無事に火がおさまったら、こちらの見事な絵が描かれた面を見せて着たんだ。実はこれは小さめのサイズだから、子ども用なんだよ。

torarin

torarin
子ども用なのにとっても立派だね!

mizutani
さいごは「虎図(とらず) 岸駒(がんく)筆(田中よ志恵氏・野原三郎氏・皆川加寿氏寄贈・京都国立博物館所蔵)」<2F-3>を見てみよう!

torarin
とっても強そうな虎さんがこっちを見ているリン!
そ、そんなに見つめられたら...

torarin

mizutani
すごい迫力だよね。この絵を描いた岸駒さんは、リアルな虎を描くためにいろんな努力をしたんだよ。
生きた虎を見るのが難しいから、虎の頭の骨に虎皮をかぶせてスケッチしたり、虎の足の剥製を手に入れて、関節の位置や仕組みを調べたりしたんだ。

torarin
す、すごいリン...

mizutani
でも、目は猫をお手本にするしかなかったようで、昼間の猫のような縦長の瞳で描いているよ。虎の瞳は、実際には丸くて、縦長にならないんだ。

torarin
そうなんだ!
あっもちろんボクの目も縦長じゃなくて、まんまるだよ!(キリッ☆)

mizutani
今年の「干支を愛でる」は、実はいつもと違うところがあるんだよ!子どもから大人まで、みんなに楽しんでほしいから、小さいお友達も楽しめる工夫をしているんだ。

torarin
なになに?

mizutani
まず、展示している位置! 子どもも見やすいように、いつもより少し低めにしているよ。それから、解説の文章も、いつもよりやさしめ!

torarin
torarin
torarin
本当だ!わかりやすいキャッチコピーがついてる!

mizutani
さらにさらに、ビンゴカードみたいなワークシートもあるんだ! 

torarin
あっ!予習で紹介したワークシートだね!
ふむふむ、「てんじしつで、こんなトラを さがしてみよう! みつけたら、このシートに あなを あけてね。」だって。なるほど......。
「かわいいトラ」......ボクのことだリン☆プチっと♪
「かっこいいトラ」......またまたボクのことだリン!!!プチっ!
「つよそうなトラ」......これもボクのことだよね!?プチっ!!!

torarin
mizutani
トラりん、自分のことじゃなくて、展示室の作品を見て、どんなトラがいるか探してほしいな(笑)

torarin
てへ☆
じゃあ水谷研究員と一緒に、このワークシートを持って、もう一回展示室をまわるリン♪

torarin
みんなも、ぜひワークシートをゲットして、寅づくしを満喫してね!
新春特集展示「寅づくし─干支を愛でる─」は2022年2月13日(日)までだよっ

mizutanitorarin
\みんな、絶対来てねー!/
torarin

\水谷研究員土曜講座も!/
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2022年1月15日(土)
「虎―現実と空想のはざまに―」
講師:水谷 亜希(京都国立博物館 主任研究員)
※当日、10:00より平成知新館1階にて整理券を配布します(定員になり次第、配布終了)。
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\おうちで楽しむ京博/
虎ブログ
新春特集展示「寅づくし─干支を愛でる─」を予習するリン♪

博物館ディクショナリー
当館研究員が子ども向けに分かりやすく展示作品を解説しています。
虎―見たことがない生き物を描く

グレゴリ青山の 深掘り!京博さんぽ
京都在住の漫画家・グレゴリ青山さんが、京都国立博物館を紹介するエッセイ漫画です。
第9回 深掘り! 京博バックヤード その5(文化財保存修理所 その3)

新春特集展示 寅づくし─干支を愛でる─
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のためのお願いにご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
会期等は今後の諸事情により変更する場合があります。随時、京博ウェブサイトや公式Twitterにてお知らせいたしますので、ご来館の際は最新情報をご確認ください。
※本展はご予約不要でご覧いただけます。

■会期:
2022(令和4)年1月2日(日) ~ 2月13日(日)
■会場:
京都国立博物館 平成知新館2F-1~3
■休館日:
月曜日 ※ただし、2022年1月10日(月・祝)は開館し、翌1月11日(火)休館
■開館時間:
火~木・日 9:30~17:00(入館は16:30まで)
金・土   9:30~20:00(入館は19:30まで)
■観覧料:
一 般 700円
大学生 350円

\チラ/
torarin

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